おはよう 関東甲信越

  • 2023年5月19日

今が見ごろ!バラ園を楽しもう 「春バラ」観賞のポイントは?

キーワード:

「春バラ」が日本全国のバラ園で見ごろを迎えています。実は、観賞のしかたにはコツがあります。なんとなく見て通り過ぎてはもったいない!観賞のしかたを知れば、バラのことがよく見えて、もっと好きになりますよ。バラの専門家にたっぷり教えていただきました。

命名した品種は110以上! バラのエキスパート 玉置一裕さんに聞く

教えてくれたのは、バラの専門誌の編集長をつとめる玉置一裕さん。   
新品種を品評したりプロデュースしたりするなど、バラの知識が豊富。これまで命名したバラの品種は110以上。バラを観賞する時の大切なポイントを教えてもらいました。

バラ観賞には服装の色もポイント!?

黒いジャケットで登場した玉置さん。バラの色を引き立たせるために、バラ園では、黒が玉置さんの正装だそうです。上村リポーターも、モノトーン色の洋服で取材開始!

まずは全体から味わう!

玉置さん

バラ園に行ったらまずは、バラの咲いている全体の雰囲気を味わいましょう。   
建物とバラを一緒に眺めたり、バラと咲いている草花も一緒に観賞したりすると、バラから醸し出される空気感を感じることができます。そうしているうちに、ちょっと気になるバラが見つかると思います。そうしたら、そのバラに近づいていきましょう。

 

まずは、1メートルぐらいからバラを見ます。すると、バラの咲き方や茎や葉の様子までが、1つの画角におさまるように見えます。    
次に、50センチほどの距離に近づいてみて下さい。すると、花びらの形や咲き方が、よく見えてきます。

見る角度を変える!斜め45度から見ると…

ヨハネ・パウロ2世

 

さらに45度の角度から見ると、花の作りがよくわかります。中心が高く盛り上がっていて、花びらが剣のようにとがっています。この咲き方を「剣弁高芯咲き」(けんべんこうしんざき)というんです。

上村   
リポーター

斜め45度から見ると、花の中心がすっと立っていて、花びらも鋭くなっているのが、よくわかりますね。このバラ、45度から見ると本当にかっこいいです!

バラの咲き方にもバリエーションが!

ウィンダーメア

 

こちらは「カップ咲き」のバラです。横から見ると、ふんわりと丸いシルエット、ティーカップのような形に見えることから、そう呼ばれています。   
さらに、下の部分の花びらが少し平らになっているのがわかりますか?これがティーカップの受け皿のように見えませんか?この状態のことを、イギリスのバラに限ってですが、「カップ&ソーサー」と呼ぶんです。

 

まさにティーカップみたい。「カップ&ソーサー」という呼び方を覚えたら、バラのことをよく知っているようで、すてきですね。

エグランタイン

 

花びらが幾重にも重なり、放射状に丸く咲く形を「ロゼット咲き」といいます。   
中心部分を見ると、少し盛り上がっていますよね、これを「ボタンアイ」と呼ぶんです。これがドレスについたボタンみたいで、バラの花のかわいさが増す感じがします。

バラの名前からイメージをふくらませて観賞しよう

 

バラの名前を知ると、そのバラからイメージがふくらんで、観賞がもっと楽しくなりますよ。   
色、香り、バラが醸し出す雰囲気から名前がつけられていて、音楽、文学、王や王妃の名前などから名前をつけられることが多いですね。

玉置さんが命名したフランス産のバラ『ラ・レーヌ・ドゥ・ラ・ニュイ(「夜の女王」の意味)』。モーツァルトのオペラ『魔笛』の登場人物を名前にしたそうです。

 

鮮やかな深紅に、薄い色合いの柄が入っていて、花びらはフリルのように波打っています。   
この姿が「夜の女王」のイメージと重なったんです。見た目が斬新で大胆、ハイテンションな花に見えませんか?

 

この花びら1枚1枚、何かちょっと踊り出しそうな、そんなイメージが浮かびました。   
名前を知ることで、バラにもっと近づけた気がしました。

あわせて読みたい

ページトップに戻る