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おすすめ災害食レシピ ポリ袋で湯煎調理!温かい料理を

  • 2022年9月2日

防災月間にあわせて、災害時に役立つ料理をご紹介します。
電気やガスが止まったとき、普段食べているような温かい料理が食べられたら力が湧いてきますよね。
今回は、自宅で避難しているときに役立つ調理法です。  

傷みやすい“冷蔵庫の食材”からチェック

教えてくれるのは、防災食を研究し全国でその方法を伝えている、災害食専門員の今泉マユ子さん。
今泉さんによると、停電すると、数時間後には冷蔵庫の温度が上昇して食材が傷んでくるので、まずは冷蔵庫の中を確認して食べていくことがポイントだといいます。

災害時こそ温かい料理を!調理に欠かせないアイテムは!?

普段から用意しておきたいものは、水・カセットコンロ・ポリ袋。
カセットコンロ用のボンベは、使用期限があるのでこまめにチェックしておいてください。
そしてポリ袋は、湯煎調理ができる“高密度ポリエチレン”製で厚みのあるものを使って下さい。
ホームセンターや百円ショップで販売されています。

今泉さん

ポリ袋に具材を入れ、よくもんで混ぜて、袋をお湯にぽちゃんと入れて湯煎するだけ!
いつも通りの温かい料理がいただけますよ!

作り方はどれも一緒!湯煎調理の仕方

<作り方>
(1)高密度ポリエチレン製ポリ袋に材料を入れて混ぜ、空気を抜きながらねじり上げ、袋の上の方を結ぶ
(2)ポリ袋が鍋底に直接つかないよう、鍋に皿を敷き、1/2~1/3程度の水を入れる。皿の上に(1)を入れ、ふたをして火にかける
(3)それぞれの加熱時間が過ぎたら、鍋から引き上げる

※今回ご紹介するレシピは、15分ほど加熱します。
パスタなど茹でる時間が決まっている場合は、時間差で入れても、時間差で取り出してもOKです。

傷みやすい “牛乳”“生肉”“卵”を使った料理をご紹介!

 

冷蔵庫によくあるもので、早めに料理したほうがいい食材は、牛乳・生肉・卵。
今回はこれらを使って調理していきます。
卵は、一度冷蔵庫に入れてから外に出すと温度差で傷みやすくなってしまうので、注意してくださいね!

【ミルクカレースープ】
<材料>
(1人分)
※分量は目安です。冷蔵庫に残ったもので作ってください。
・牛乳 150ml
・加工肉(冷蔵庫にあるもの) 20g
・野菜(冷蔵庫にあるもの) 少々
・顆粒コンソメスープのもと 小さじ1/2
・カレー粉 小さじ1/2

 

 

洗い物をなくすため、野菜を切るときは、皮むき器を使うと便利です。
根菜類なども薄く切ることができるので、火の通りが早くなりますよ!

 

【ナポリタン風スパゲッティ】
<材料>
(1人分) 
※分量は目安です。冷蔵庫に残ったもので作ってください。
・パスタ(半分に折る) 80g~100g
・水 カップ1
・肉(冷蔵庫にあるもの) 40g
・野菜(冷蔵庫にあるもの) 50g
・焼肉のたれ 大さじ1
・ケチャップ 大さじ1

 

パスタソースは、ポリ袋をうすく平らにしておくと、火が通りやすくなりますよ!

 

【チーズオムレツ】
<材料>
(1人分)
※分量は目安です。冷蔵庫に残ったもので作ってください。
・卵 2コ
・チーズ 20g
・塩 少々

 

具材を入れたら、袋の両端を引っぱって形を整えると、きれいに仕上がりますよ!

 

上村
リポーター

 

どれも、普段食べている、いつもの味。温かくておいしいですね~!

 

災害が起きたとき、非日常生活が続くことに一番ストレスを感じます。そういうときこそ、普段から食べ慣れているものを作ることが、心の安定につながりますよ。

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