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かきの絶品レシピ 上田勝彦さんが指南 酒に浸してふっくら

  • 2021年12月17日

旬の海の幸を存分に味わう方法を“魚の伝道士”ウエカツこと上田勝彦さんに教わるシリーズ。
今回は“かき”。うま味と栄養のたっぷり詰まったかきを、野菜と一緒においしくいただく方法や、お正月料理にも便利な和洋中の「うま煮」レシピを伺いました。

栄養満点のかきをおいしく食べよう!

ウエカツさん

かきは、元気のもと・タウリンに、疲労回復のグリコーゲン、そして味覚形成にも役立つ亜鉛など栄養満点!
“海のスーパーフード”かきのうま味を引き出し、加熱してもふっくら仕上げるコツを紹介するよ!

★まずは、汚れをしっかり落とす

かきをおいしく味わう最初のポイントは、汚れをしっかり落とすこと。
かきは、生食用でも汚れがついていることが多いため、ざるにあけて、流水でゆすりながら洗い流しましょう。

かきのうま味が染みわたる『かきの野菜蒸し』

 

少量のかきでも、だしが野菜全体にまんべんなく染みわたる一品!

★ふっくら仕上げるポイントは“酒”

水洗いしたかきを、たっぷりの酒の中に30分ほど浸します。
かきが酒を吸ってふっくらし、加熱しても縮みにくくなります。かき独特のえぐみも消すことができます。

●かきの野菜蒸し
<材料>
※分量はお好みです
・かき
・キャベツ
・にんじん
・えのき
・しめじ
・たまねぎ

【たれ】
・みそ(麦みそがおすすめ)
・ねぎ
・みりん
※みそとねぎは同量。みりんの量はお好みで。【たれ】はしっかり混ぜておきます。

<作り方>
(1)野菜を食べやすい大きさに切り、フライパンに並べる
(2)野菜の上にかきを並べて、かきの上に【たれ】をのせる
(3)ふたをして弱めの中火にかける
(4)ふつふつと沸騰し始めたらふたをあけて混ぜ合わせ、味が全体になじんだら完成

上村

身がぷりぷり!かきの中からとろーっと濃厚な味が出てきて、あとから野菜のうま味と一緒に!もうこれ、絶品ですね!

 

最後は冷凍うどんを入れて、かきと野菜のうま味をしみ込ませて食べるのもおすすめ! 

お正月料理にも! かきのうま煮 和・洋・中

 

味は濃い目に!水分をしっかり飛ばして作れば、冷蔵庫で1週間は保存可能。
作り置きができるレシピです!

●和風
<材料>※分量はお好みです
・かき
・サラダ油(米油もおすすめ)
・日本酒
・しょうゆ
・みりん

<作り方>
(1)フライパンに多めの油を入れ、水洗いした かき を炒める
(2)日本酒を入れてふたをし、30秒ほど蒸す
(3)しょうゆを多めに入れて味付けをし、水分を飛ばす
(4)最後にみりんを入れてさらに煮飛ばし、つやがでてきたら完成

●洋風
<材料>※分量はお好みです
・かき
・にんにく
・たかのつめ
・オリーブ油
・白ワイン
・塩
・こしょう
・みりん

<作り方>
(1)フライパンに多めのオリーブ油を入れ、にんにくと輪切りにした たかのつめを炒める
(2)香りが出てきたら、水洗いした かき を入れて炒める
(3)白ワインを入れてふたをし、30秒ほど蒸す
(4)塩こしょうで味付けをし、水分を飛ばす
(5)最後にみりんを入れてさらに煮飛ばし、つやがでてきたら完成

●中華風
<材料>※分量はお好みです
・かき
・しょうが
・たかのつめ
・ごま油
・紹興酒
・しょうゆ
・みりん

<作り方>
(1)フライパンに多めのごま油を入れ、千切りにした しょうが と輪切りにした たかのつめ を炒める
(2)香りが出てきたら、水洗いした かき を入れて炒める
(3)紹興酒を入れてふたをし、30秒ほど蒸す
(4)しょうゆで味付けをし、水分を飛ばす
(5)最後にみりんを入れてさらに煮飛ばし、つやがでてきたら完成

 

時間がたつとさらに味がしみ込んでくるよ!かきの貝柱は、噛めば噛むほど味わい深い。口の中で長く楽しめる一品です。お酒も進んじゃうよ!

和風のうま煮はお茶漬けにしたり、洋風はパンにのせたりしてもおいしくいただけます。
いろいろな楽しみ方を見つけてみてくださいね!

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