冬が近づいてくると「下半身の冷え症」に悩みはじめる人も多いのでは?
その原因、「おしりの筋肉の“こり”」かも知れません!
今回は、これまで1万5千人のおしりをケアしてきたという、しんきゅう師の田口咲さんに簡単な方法でおしり筋をほぐす冷え対策を教えてもらいました。
今回アドバイスをしてくださったのは、おしり筋のケアに詳しい、しんきゅう師の田口咲さん。
下半身の冷えとおしりはどう関係しているんですか?
おしりには大きな筋肉がミルフィーユ状に重なっています。そこが加齢や運動不足によって、どうしても固まって冷えてしまうんです。
おしりの周りには、下半身につながる太い血管や、血流を調整する働きのある神経などが通っています。
大きなおしり筋がこり固まると、これらの血管や神経を圧迫し、血流が悪くなって冷え症を引き起こしてしまいます。
実は私もおしりが冷えて冷えて眠れないときがあるんです…
万年冷え症の私、サーモグラフィで見てみると…
背中からおしりにかけて青い部分が多く、冷えているのがわかります。
大丈夫です!おしり筋をほぐして冷え症対策していきましょう!
固まりやすいのは筋肉が重なっている部分。腰骨の一番上に親指をあてて斜め45度に開いた指先があたる辺りです。
それではほぐしていきましょう!
1. 床に横座りする
2. ひじをつく
3. 足を左右にゆらゆらさせる
あ!痛い!!自分で動かしていると筋肉がキュッと押されて痛い部分があります。右と左とで痛さが違う!
歩き方の癖などで、こり方が違うんです
最初は左右10回程度から、無理なく始めてください。
慣れてきたら、足を浮かせたり、上下左右に動いてたりして、より負荷をかけてみてください
次はイスに座ったままでも簡単にほぐせる方法。
1. イスに浅めに座る
2. こぶしを作ってイスとおしりに挟む
3. 体重を後ろにかける
仕事の合間やテレビを見ながら、ぜひやってみてください。
体がポカポカしてきました。暑い!
サーモグラフィで比べてみても、冷たかった背中やおしりが暖かくなりました。
最初は自分のおしりがどんな状態かわからないと思います。毎日おしり筋をチェックするつもりで触って柔らかさを確認して、ほぐして、自己管理をしてもらいたいです。
これからの寒い季節に是非、おしり筋をほぐして下半身の冷えを改善しましょう!