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納豆を冷凍で食べきる健康と節約レシピ アイスも衝撃の味に

  • 2021年3月13日

体にいい食品として、不動の人気を誇る納豆。コロナ禍でさらに売り上げを伸ばしています。
一方でありがちな悩みが…。3パックあると1パック残ってしまい、気がつくと賞味期限が切れていたなんてことありませんか?そんな納豆をおいしく食べ切るとっておきの方法が「冷凍」!驚きのレシピもご紹介します。 

高まる納豆人気! 一方で悩みも…

健康志向の高まりや、コロナによる巣ごもり需要の影響もあり、今、納豆は大人気。総務省の調べによると、去年の1世帯あたりの納豆への支出額は、4654円。前年よりも、およそ10%もアップしたんです。(出典:「家計調査結果(総務省統計局)」)

その一方で…。
大手食品会社のアンケートによると、納豆は「賞味期限・消費期限が近付いて焦ったことのある食品」の第3位にランクイン。食品ロスになりがちな食材なんです。
冷蔵庫の片隅で1パックだけ眠っていたこと、皆さんもありますよね?

"なっとう娘”直伝! 食品ロスにしない裏技「冷凍納豆」

今回そんな悩みを解決してくれるのは、年間で1500パック以上の納豆を食べ、SNS等で納豆の魅力を発信する「なっとう娘」こと鈴木真由子さんです。

鈴木さんの冷蔵庫の中には常に全国各地から集めた50種類以上の納豆がスタンバイしているそう。自分でも菌からこだわって納豆を作っているという筋金入りの納豆マニア。

鈴木さんが語る納豆の魅力とは…。

鈴木さん
「発酵によるうまみとか、コクが深いところですね。独特の香りが鼻から抜ける時、“おいしい”を超えて“気持ちいいなー”って感じるんです。みんなには納豆飽きないの?って聞かれるんですけど、食べ方もいろいろあるので、そういう点では本当に無限コンテンツだなぁって思いながら、ひたすら掘り続けています」

納豆愛を語りだすと止まらない鈴木さん、食べきれない納豆はなんと冷凍していると言うんです。実は冷凍しても、納豆の持つ大豆たんぱく質やビタミンK、カルシウムなどの栄養素はほとんど変わらないのだとか。
一方で、凍った状態の納豆は粘りがなく好きな量だけ切って使うことができます。鈴木さんは、凍っている納豆の良さを生かした食べ方を追求してきました。

衝撃の「納豆アイス」

まずは凍ったままの納豆を味わう食べ方。

なんと切り分けた納豆をバニラアイスの中に…。しょうゆと一緒に入れてかき混ぜます。
すると、まるでトルコアイスのような粘り気がでてくるんです。

●納豆アイス
<材料>
・冷凍納豆・・・・適量
・バニラアイス・・適量
・しょう油・・・・適量

<作り方>
材料を混ぜ合わせるだけ!
トルコアイスのように粘り気がでて、みたらし団子風の味に仕上がります。

まったく想像が付かないその味は…

上村リポーター
「めちゃくちゃおいしい!納豆としょうゆの塩加減がすごくいいあんばいなんですよ。
和風のみたらし団子風アイスです。納豆臭さは全くないですが、大豆の甘みは感じますね。不思議これ。止まらない。ぜひやってみてほしいです!」

鈴木さんによると、納豆を混ぜてからもう一回冷凍させるとアイスはよりもっちりと感じられ、納豆は硬くなってチョコチップのような食感を楽しめるそうですよ。

栄養価もアップ! 「納豆餃子」

冷凍納豆の魅力は、これだけではありません。鈴木さんの一押しが「納豆餃子」。

●納豆餃子
<材料>
・豚ひき肉・・・・・100g
・冷凍納豆・・・・・2パック分
・大葉・・・・・・・6枚
・ピザ用チーズ・・・適量
・餃子の皮・・・・・24枚
・豆板醤(じゃん)・大さじ1
・片栗粉・・・・・・大さじ1
・オイスターソース・小さじ2
・お湯・・・・・・・30ml
・小ねぎ・・・・・・適量

<作り方>
(1)大葉を千切りにする
(2)ボウルに豚ひき肉、千切りした大葉、豆板醤、片栗粉、オイスターソースを入れて混ぜる
(3)餃子の皮に、2と冷凍納豆をスプーンですくって乗せ、チーズをトッピングして包む
(4)フライパンに3を並べて中火で熱し、お湯を入れて5分ほど蒸し焼きにする
(5)蓋を外してサラダ油を回し入れ、中火のまま2分ほど焼き、焼き色が付いたら完成


冷凍することで納豆が糸を引かず、調理が簡単になります。
いつもの餃子のタネの上に、冷凍納豆をスプーンですくってのせ、相性のいいチーズもトッピング。べたべたせず、包むのも簡単です。

食べてみると、納豆の香りが主張しすぎずいい風味に。ねっとり感が食べ応えも高めてくれる感じがします。おかずにはもちろん、ビールにも合うおいしさです。

鈴木さん
「ひき肉と納豆って相性がいいので、餃子もそうですけど、ミートソースパスタとか、ハンバーグのタネに入れても。あとは麻婆豆腐の中に、納豆をちょっと入れて炒めてあげるとか。そうすると一気に料理にコクが出て、うまみが増します」

この納豆の食べ方が栄養価の面でも優れていると話すのは、管理栄養士の森由香子さん。

納豆に含まれる大豆たんぱく質や食物繊維は、肉に含まれるコレステロールの吸収を抑える効果があり、餃子のかさ増しにはもってこいの食材です。

安心して冷凍納豆を楽しむポイントは…

・なるべく早めに冷凍保存
発酵が進むと味が落ちたり、においが強くなったりします。冷凍することで納豆菌が冬眠状態になり、発酵を抑制することができます。

・パックから出してラップに包み、保存袋に入れて冷凍する

体に良くて、お財布にも優しい納豆レシピ、みなさんもぜひお試しください。

そのほかの冷凍納豆活用法

なっとう娘こと鈴木さんおすすめの冷凍納豆活用法は他にもたくさん。そのレシピも紹介します。

●サラダの具材に
冷凍納豆を切ってサラダにかけるだけ!

●そうめんのつゆに
冷凍納豆をそのまま入れるだけ!

●納豆天ぷら

<材料> (2人分)
・冷凍納豆・・・・1パック
・ニラ・・・・・・30g
・ちくわ・・・・・2本
(A)天ぷら粉・・大3
(A)水・・・・・大3
・油(揚げ用)・・・適量

<作り方>
(下準備)
・調理30分前に冷凍納豆を冷凍庫から出しておく
・油の温度を170度で揚げられるようにする

(1)ニラを2センチずつ、ちくわは小口切りにする
(2)(A)を混ぜておく
(3)冷凍納豆を9等分にする
(4) 2に1と3を入れて混ぜる
(5) 4をスプーンですくい、油に落とす
(6)きつね色に揚がってきたら、油のよく切れる場所に置いて完成


●ニラチーズ納豆きつね

<材料>(2個分)
・油揚げ・・・・・・1枚
・冷凍納豆・・・・・1パック
・ニラ・・・・・・・1/4本(みじん切りにする)
・ピザ用チーズ・・・大さじ2

<作り方>
(1)油揚げを2つに切って袋状にし、冷凍納豆を9等分に切る
(2)油揚げ以外の材料を混ぜたものを袋状の油揚げに入れてようじで止める
(3)フライパンを中火で熱し、2を並べフタをして約2分焼く。フタを外してひっくり返し、両面をこんがり焼いて完成

※お好みでちょっと七味やしょうゆを垂らしてもGOOD!

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