1. NHK
  2. 首都圏ナビ
  3. おはよう日本 関東甲信越
  4. ふるさとへ 踊りでエールを

ふるさとへ 踊りでエールを

  • 2020年8月21日

新型コロナウイルスの影響で、全国各地の祭りの中止や延期が相次ぐ中、オンラインで祭りを開催する取り組みが行われました。豪雨の被害を受けたふるさとにエールを送りたいと参加した、1人の踊り手の思いを見つめました。

オンラインお祭り

先週(8月15日)東京都内で、あるイベントが開催されました。
新型コロナウイルスの影響で、今年開催できなかった全国各地のお祭りを披露するイベントで、各地をオンラインで結び、大阪の泉州音頭や、群馬の桐生八木節など、8つのお祭りが参加しました。
お祭りはネットで配信され、自宅で楽しむことができます。

踊り手の思い

熊本県の伝統的な踊り『牛深ハイヤ』の踊り手の1人、川崎市に住む西岡雅子さんは、天草市牛深地区の出身です。

西岡雅子さん
「皆さん お盆で帰省できない方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、親せきとかも みんな見てくれるというので、画面越しに思いを伝えられたらなと思っています」

熊本県は先月(7月4日)、記録的な豪雨災害に見舞われました。
牛深地区も、道路の寸断やおよそ300棟の浸水など、大きな被害を受けました。

新型コロナの影響で帰省を控えた西岡さんは、被害の情報を地元の友人から集めました。

西岡雅子さん
「地元もこんなにひどかったんだってショックも大きかったですけど、できることを こちらで見つけて、何らか地元の力になることができればなと考えた」

ハイヤで気持ちがつながれたら

地区の伝統である牛深ハイヤは江戸時代後期に誕生し、阿波踊りや佐渡おけさのルーツと言われています。

西岡さんは2歳の時から父親に連れられ、毎年4月に行われるハイヤ祭りに参加していました。
しかし、その祭りは、新型コロナと豪雨災害の影響で、開催の見通しが立たないままです。

西岡さんは首都圏の熊本出身者と共に、オンラインイベントの参加を決めました。

西岡雅子さん
「離れていて、今すぐには帰れないけれど、ハイヤで心はつながっているという思いを、みなさんに感じ取ってもらって、一つの気持ちでつながれて前に進めたらいいなと思っています」

しかし、新型コロナの感染リスクもある中、集まって練習できたのは一度だけでした。

ふるさとへの精一杯のエール

イベント当日。練習の動画を確認するメンバーたちの姿がありました。それぞれがこの日に備え、動画で個人練習を重ねてきたといいます。

そして、本番。
地元の人など、およそ40人がオンラインでハイヤを堪能しました。そこには、西岡さんの両親の姿も。

母・章子さん
「これが今年のお盆の一番の思い出です」

父・勝成さん
「ある意味、家族の絆をもう一回ネットで確認できた」

西岡さんは「あっという間で楽しかったです。さっきカメラで見えたんですけど、父も母も見てくれていたので、地元の皆さん 親せきや友達に、元気を届けられたかなと思っています」と話していました。

新型コロナで帰省が難しい中、ふるさとへの精一杯のエールが送られました。

ページトップに戻る