ハッカマスクで快適に

  • 2020年6月16日

感染防止のためことしはマスクが手放せませんが、この暑さのなかマスク生活は憂うつのタネですよね。そこで注目されているのがハッカ油を利用した「ハッカマスク」です。ふたを開けるだけでスーッとして、鼻の奥まで爽やかになるハッカ。憂うつなマスク生活もちょっと楽になるかもしれません。

ハッカ油を利用した「ハッカマスク」を勧めるのが、東京・立川市で胃腸科のクリニックを営む松生恒夫医師です。ミント(ハッカ)には胃腸の調子を整える効果があることから、治療に応用できないかと長年研究を続けてきました。

松生医師は「ミントに入っているメントールという物質が有効に作用します。例えば、皮膚に塗るとスッキリしますよね。ここにミント水をかけるとスースーするから、この周りの暑さは取れるだろうし、気分的に楽になるんじゃないかと思います」と話しています。

<松生医師直伝 ハッカマスクの作り方>
用意するもの 水200ml ハッカ油 スプレーボトル
ボトルに水を入れて、ハッカ油を1滴たらす
※刺激が強いので1滴で十分です
よく混ぜれば「ハッカ水」の出来上がり
用意した布マスクの外側に1プッシュ!

不織布のマスクの場合は、フィルター機能が落ちてしまう危険もありますので、ガーゼにひと吹きして、つけるのがおすすめです。
ハッカ水は、水道水でできます。ただし、1日~2日で使い切るようにしてください。残ったものはお風呂に入れたり、体を拭いたりして使い切ってください。

ハッカマスクをつけてみると、顔の周りがひんやりします。このひんやりする秘密は、ハッカ油の主成分であるメントールにあります。

その仕組みは次のようになっています。
呼吸とともに、鼻や口からメントールが吸収されます。すると粘膜にある“冷感センサー”が刺激され、脳に「冷たい」という信号が送られます。

実はこれ、脳が勘違いしていて、ひんやり冷たく感じている状態です。実際に体温が下がるわけではありませんので、残念ながら熱中症対策にはなりません。

マスクに加えて、ハッカ水をタオルに浸して使うのもオススメです。絞ったタオルで肌を拭くと、今度は皮膚にある冷感センサーが刺激されます。保冷剤と組み合わせて使うことで、ひんやり感もさらにアップ。外出の時、持ち歩いてみてはいかがでしょうか。

松生医師は「昔、日本人はハッカを漢方薬として飲んでいたんですよ。過去何千年と使われているものには、人にとって有用なモノが入っているんだと思います」と話しています。

ハッカマスクはヒンヤリしますが、熱中症対策にはならないのでこまめな水分補給が必要です。
そこで、水分補給をするときも、このメントールの効果を使ってみてはいかがでしょうか。スーパーなどでも売っているティーバッグに入ったペパーミントティーを冷やして飲むと、口の中もさっぱりします。
松生医師は、メントールには胃腸を助ける効果があるので、夏の胃腸疲れ、ちょっと便秘ぎみの方はペパーミントティーを使うのがおすすめだと話していました。

ただし、ハッカ油は人によっては、肌に合わない人もいます。また妊婦や乳幼児、高齢者には刺激が強いので、使用上の注意を読んでから使ってください。

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