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  • 2024年5月22日

土地価格や浸水想定区域など地図上で網羅 国交省がサイト公開 “引っ越しや不動産取引などの参考に”

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引っ越しや不動産取引などの際、どのような情報を参考にしていますか。

国土交通省は、東京都内をはじめ全国の土地の価格や浸水想定区域、地域の人口などを地図上で網羅的に確認できる「不動産情報ライブラリ」というサイトを公開しました。

国交省公開“不動産情報ライブラリ”

国土交通省が公開したのは、「不動産情報ライブラリ」というサイトです。

住所や最寄り駅などを指定して地図を表示した上で、「防災」や「周辺施設」といった項目をクリックすると、洪水の浸水想定区域が色分けされたり、近隣の小中学校の学区が線引きされたりしてひと目で分かるようになります。

また、地価公示に基づく地価の推移や実際の取引価格などの不動産情報のほか、現在の人口や将来の推計人口、さらに駅の乗降客数などのデータも地図上に重ね合わせることができます。

引っ越しや不動産取引などでの活用が期待されていて、4月1日にサイトが公開されてから1か月半の間に400万近いアクセスがあったということです。

“オープンデータを見やすい形で新しい価値が”

国土交通省情報活用推進課 矢吹周平課長
「1つ1つの情報を自分で調べるのは手間がかかるが、オープンデータを見やすい形で提供することで新しい価値が出てくると思う」

“街作りに活用へ 建物データ企業に提供” 

国や自治体が持つ大量のデータを暮らしや経済に役立てようとする取り組みは政府全体で強化を進めていて、国土交通省は、このほかにも、街作りに活かしてもらおうと自治体が集めた建物のデータを企業に提供しています。

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