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インフルエンザ患者減少も正月休診の影響か 専門家“再増加に注意 油断せず感染対策を”

  • 2024年1月12日

インフルエンザの流行状況です。

全国の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は1月7日までの1週間で1医療機関あたり12.66人となり、前の週から減少しました。

専門家は多くの医療機関が休みとなる「正月を挟んだために患者の数が見かけ上減少した可能性がある」として引き続き対策を呼びかけています。

関東地方は、茨城県が22.34人、千葉県が14.58人、埼玉県が13.82人、群馬県が10.44人、栃木県が7.97人、東京都が7.83人、神奈川県が7.77人となっています。

全国の流行状況について

国立感染症研究所などによりますと、1月7日までの1週間に全国およそ5000か所の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は6万1918人で、1医療機関あたりでは前の週から8.99人減って12.66人となりました。

データをもとに推計されるこの1週間の全国の患者数は、およそ48万7000人となり、去年9月4日以降の今シーズンの累積の患者数はおよそ1107万4000人と推計されています。

前の週と比較すると沖縄県と岐阜県を除く、45都道府県で患者数が減少しています。

都道府県別にみますと、宮崎県が26.05人、茨城県が22.34人、岐阜県が20.82人、大分県が19.21人、沖縄県が18.85人などとなっているほか、愛知県で16.94人、大阪府で11.67人と40の道府県で「注意報レベル」の10人を超えています。

また、東京都は7.83人となっています。

感染症に詳しい東邦大学の舘田一博教授は、次のように話しています。

舘田一博 教授
「正月に多くの医療機関が休診した影響で、患者の数が一時的に下がった可能性が高く、再増加に注意が必要だ。インフルエンザは通常、2月初めにかけて、流行のピークを迎えるので、油断せずに感染対策を続けて欲しい」

関東地方の流行状況について

関東地方は、茨城県が22.34人、千葉県が14.58人、埼玉県が13.82人、群馬県が10.44人、栃木県が 7.97人、東京都が7.83人、神奈川県が7.77人となっています。

関東地方の状況
▼茨城県 22.34人(前週28.15人)
▼千葉県 14.58人(前週23.18人)
▼埼玉県 13.82人(前週22.83人)
▼群馬県 10.44人(前週19.36人)
▼栃木県 7.97人 (前週16.20人)
▼東京都 7.83人(前週19.22人)
▼神奈川県 7.77人(前週19.05人)
※カッコ内の数字は、前週発表時のもの。

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