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2023-24 今年の冬は暖冬傾向 大雪のおそれは?関東甲信の気温“平年より高い” 3か月予報 気象庁

  • 2023年11月22日

11月上旬は季節外れの暖かさとなりましたが、気象庁の長期予報によりますと、12月からの3か月間も全国的に気温が平年より高く、降雪量も少なくなる見込みです。

関東甲信地方は、寒気の影響を受けにくいため、3か月の平均気温は「平年より高い」と予想され、3か月をとおした降水量は「平年並みか多い」見込みです。

気象庁は「暖冬傾向を予想しているが、一時的に強い寒気が入って大雪になるおそれがあるので油断せずに最新の情報に注意してほしい」と呼びかけています。

12月~2月 3か月予報

気象庁が21日に発表した12月から来年(2024)2月にかけての3か月予報によりますと、上空の偏西風が日本付近で蛇行して平年よりも北を流れるとみられ、「西高東低」の冬型の気圧配置になるのは一時的で、東日本や西日本、沖縄・奄美を中心に寒気が流れ込みにくくなる見込みです。

~3か月間の平均気温~
このため、3か月間の平均気温は、東日本と西日本、沖縄・奄美で「平年より高い」と予想され、北日本でも「平年並みか高い」と見込まれています。

~降雪量は?~
冬型の気圧配置が弱いことから期間中の降雪量は東日本と西日本の日本海側で「少ない」と予想され、北日本の日本海側で「平年並みか少ない」見込みです。

~降水量は?~
また、3か月をとおした降水量は、東日本の太平洋側と西日本、沖縄・奄美で「平年並みか多い」、北日本と東日本の日本海側で「ほぼ平年並み」と予想されています。

~暖冬傾向の要因は~
暖冬傾向の要因となる偏西風の北への蛇行について、気象庁は、南米・ペルー沖の赤道付近の太平洋とインド洋西部の海面水温が平年より高いことが影響しているとしています。

~留意点は~
この冬は全国的に暖冬傾向が予想される一方、北日本を中心に一時的には寒気の影響を受けて雪雲が発達しやすくなるほか、関東など太平洋側で大雪となることがある「南岸低気圧」の通過は多くなる見込みとしています。

気象庁異常気象情報センター 楳田貴郁所長
「一時的な大雪は長期的に予報することはできないため、暖冬だからといって油断せず、旅行などに出かける際には気象庁が発表する最新の気象情報に留意してほしい」

関東甲信地方は?

関東甲信地方は、寒気の影響を受けにくいため、3か月の平均気温は「平年より高い」と予想され、3か月をとおした降水量は「平年並みか多い」見込みです。

月別の天候
12月 平年と同様に晴れる日が多い見込みです。
 1月 低気圧などの影響を受けやすいため、平年に比べて晴れる日が少ない見込みです。
 2月 低気圧などの影響を受けやすいため、平年に比べて晴れる日が少ない見込みです。

月別の平均気温と降水量
12月 平均気温は「平年並みか高い」見込みで、降水量は「ほぼ平年並み」と予想されています。
 1月 平均気温は「平年より高い」見込みで、降水量は「平年並みか多い」と予想されています。
 2月 平均気温は「平年より高い」見込みで、降水量は「平年並みか多い」と予想されています。

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