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長野・諏訪市 二刀流ペン製造 大谷MVP記念グッズ ア・リーグ得票詳細も

  • 2023年11月17日

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手。

今シーズン、最も活躍した選手に贈られるMVP=最優秀選手に選ばれました。

大谷選手は、2021年に続いて投票した記者30人全員が1位票を入れる満票で受賞が決まり、大リーグ史上初めて満票で2回目のMVP受賞となりました。

これを記念して、長野県諏訪市の金属加工会社は、ボールペンとしてもシャープペンとしても使えるオリジナルの“二刀流ペン”を製作しました。

長野・諏訪市 MVP記念で二刀流ペン製造

オリジナルのペンを手がけたのは諏訪市の金属加工会社、「丸安精機製作所」です。

ペンはしんちゅう製で、大谷選手の代名詞“二刀流”にちなみ、パーツを替えることでボールペンとしてもシャープペンとしても使うことができます。

この会社は、主に高級オーディオやカメラの部品などを製造していますが、金属に細かい凹凸や切り込みを入れる技術を生かして、6年前からは自社ブランドの万年毛筆を製造販売しています。

今回、この商品に目を付けた大谷選手のグッズの企画販売会社から記念グッズの開発を依頼されたということです。丸安精機製作所の取締役の長峰偉紘さんは、次のように話しています。

丸安精機製作所 取締役 長峰偉紘さん
「自社の強みである金属加工技術を生かしてスマートな仕上がりになった。ペンを見て大谷選手のことしの活躍を思い出してほしい」

この”二刀流ペン”は大谷選手の背番号「17」にちなんで1700本作られ、17日から販売の予約を受け付けています。

大谷翔平 大リーグ史上初 満票で2回目のMVP

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手が、今シーズン、最も活躍した選手に贈られるMVP=最優秀選手に選ばれました。大谷選手は、2021年に続いて投票した記者30人全員が1位票を入れる満票で受賞が決まり、大リーグ史上初めて満票で2回目のMVP受賞となりました。

大リーグのMVPはレギュラーシーズンに最も活躍した選手に贈られ、全米野球記者協会に所属する記者30人の投票によって選ばれます。11月16日、ことし(2023年)の受賞者が発表され、アメリカンリーグは投打の二刀流で活躍し、ホームラン王のタイトルを獲得した大谷選手が選ばれました。

大谷選手のMVP受賞はおととし(2021年)以来、2年ぶり2回目で、日本選手では2001年に受賞したイチローさんの1回を超えて最多となりました。

また、大谷選手はおととしに続いて、投票した記者30人全員が1位票を入れる満票での受賞となり、満票で複数回MVPを受賞するのは大リーグ史上初の快挙となりました。

2位は打率3割2分7厘、ホームラン33本をマークしたレンジャーズのシーガー選手、3位は同じくレンジャーズでリーグ最多の185本のヒットを打ったシミエン選手でした。

大谷選手は、大リーグ6年目の今シーズン、バッターとしてホームラン44本を打ってアジア出身の選手として初めてホームラン王を獲得し、ピッチャーとしても10勝をあげて、大リーグ史上初となる2年連続での「ふた桁勝利、ふた桁ホームラン」を達成しました。

シーズン終盤は、右ひじと脇腹のけがで1か月近くの欠場を余儀なくされましたが、それまでの投打の圧倒的なパフォーマンスが評価された形で、また新たに大リーグの歴史にその名を刻みました。

一方、ナショナルリーグのMVPはブレーブスのアクーニャJr.選手がこちらも満票で受賞しました。

アクーニャJr.選手は今シーズン、大リーグ史上初のホームラン40本、70盗塁を達成するなど活躍しました。両リーグのMVPがいずれも満票で決まるのは大リーグ史上初です。

大谷選手は

MVPを発表した番組の中で、大谷選手は2位で受賞を逃した昨シーズンをふまえて今回、受賞した心境を聞かれると「去年も獲得したかったがジャッジ選手がすばらしかったし、ことしもシーガー選手やシミアン選手がワールドシリーズ優勝してすばらしい年だった。それに負けないようなシーズンにしたかったけれど、個人的に取れて特別なことだと思う」と笑顔を見せながら話しました。

そして、ことし9月に2回目の手術を受けた右ひじの状態については「けがは順調で1回目の手術をしたときよりもスムーズにきている感覚はあるので、スムーズに来シーズンに入っていけると思う。焦らずにやりたいという反面しっかりシーズンまでに間に合わせてプレーしたいと思う」と話していました。

ア・リーグMVP得票詳細

大リーグのMVPの投票は全米野球記者協会に所属する記者30人が、それぞれMVPにふさわしい選手として上位10人を記入する形で行われます。

1位に14ポイント、2位に9ポイントが与えられ3位以下は1ポイントずつ減っていき10位が1ポイントとなります。

この投票の結果、大谷選手は30人全員が1位としたため420ポイントを獲得しました。

過去の満票での受賞者には2002年のバリー・ボンズさん、1997年のケン・グリフィーさん、1956年のミッキー・マントルさんなどその時代の大リーグを代表する選手たちがいて、今回、大谷選手のMVP受賞を発表したレジー・ジャクソンさんも1973年に満票で受賞しています。

<投票結果詳細:ポイント順>

1位大谷翔平(エンジェルス)420
2位:シーガー(レンジャーズ)264
3位:シミエン(レンジャーズ)216
4位:ロドリゲス(マリナーズ)197
5位:タッカー(アストロズ)178
6位:ディアス(レイズ)137
7位:ウィットJr.(ロイヤルズ)83
8位:ヘンダーソン(オリオールズ)77
9位:ラッチマン(オリオールズ)50
10位:ラミレス(ガーディアンズ)40

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