1. NHK
  2. 首都圏ナビ
  3. もっとニュース
  4. 長野県佐久市 佐久千曲川大花火大会 開催へ方針一転 どう継続 直面した課題とは?

長野県佐久市 佐久千曲川大花火大会 開催へ方針一転 どう継続 直面した課題とは?

  • 2023年12月27日

2023年も3万人が訪れたという「佐久千曲川大花火大会」。一度は60年余りの歴史に幕を下ろすことになりましたが、佐久市や観光協会などは新たな組織委員会を発足させ2024年以降も開催する方針を決めました。長野県佐久市で地元の夏を代表する催しとして開催されてきた花火大会が直面した課題や経緯についてまとめました。

2023年は3000発 「佐久千曲川大花火大会」

長野県佐久市の「佐久千曲川大花火大会」は、昭和36年から8月のお盆の時期に開催され、61回目となった2023年、3000発の花火が打ち上がり、3万人余りが訪れました。

2つの商店会役員による実行委員会 ボランティアで

大会は、2つの商店会の役員による実行委員会が、ボランティアで運営してきました。実行委員会によりますと、以前は、商店会の店舗の経営は2世代や3世代で行われているところが多く、花火大会に向けてそれぞれの店舗から多くの人手を確保できたということです。

“2024年以降は開催困難” 店舗減少 店主高齢化で

しかし、数年前からは担い手不足が深刻で、商店会の役員でつくるおよそ20人の実行委員会のメンバーだけで大会を運営してきたということです。
実行委員会は、今後について検討を進めてきましたが、店舗の減少と店主の高齢化で担い手不足が深刻化し、2024年以降の開催は困難だとして長い歴史に幕を下ろすことになりました。

“負担大きく運営上のミスにつながりかねない”

8月の開催に向けて例年6月ごろから本格的な準備にあたる必要があり長期間にわたって店舗の経営に影響が出ることや、高齢化に伴う体力的な負担も大きくなり、運営上のミスにつながりかねないとしています。

三石仁 実行委員長
「少ない人数で運営しているので大変です。『高齢になり、自分にはできない』という人も出てきていますが、替わりとなる人が誰もいない状況です。どうしてやめるのかという声もありますが、開催は難しいと総合的に判断しました」

存続へ 佐久市 観光協会 商工会議所も加わる新組織

一度は歴史に幕を閉じるとした花火大会ですが市民から継続を求める声などがあり、12月26日に佐久市役所で今後の対応を検討する会議が開かれました。そして2024年1月末までに、これまでの実行委員会に、佐久市や地元の観光協会、それに、商工会議所などを加えた新たな組織委員会を発足させ、2024年以降も存続させる方針を決めました。

佐久市 柳田清二市長(12月26日記者会見)
「花火大会の開催ができないと知った市民から『残念だ』という声が出ていた。地域の期待に答えられる花火大会にしたい」

ページトップに戻る