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コロナ定点把握 感染者数の前週比 東京 神奈川 埼玉 千葉 ~6月25日

  • 2023年6月29日

新型コロナの感染者数の把握は、5類移行後、一部の医療機関が1週間分を報告する定点把握となっています。東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1医療機関あたりの感染者数など、6月19日から6月25日にかけての1週間の状況をまとめました。
(発表時点の感染者数です)

東京都 前週から“ほぼ横ばい”

東京都は29日、新型コロナの感染状況について、モニタリング項目を発表しました。それによりますと、定点把握の対象になっている都内419の医療機関のうち、414か所から報告があり、感染者数は6月25日までの1週間であわせて2577人でした。
1医療機関あたりでは6.22人で、前の週に比べて0.37人増えました。

また、6月26日時点の入院患者数は1031人で、前の週に比べて75人増えました。

専門家
「ほぼ横ばいだが、今後の動向に十分な注意が必要だ。医療提供体制への大きな負荷は見られないが地域や診療科によってはほかの病気の受診者が増加してきており、状況を注視する必要がある」

神奈川県 前週に比べ増加

神奈川県が29日に公表した新型コロナの感染状況によりますと、6月25日までの1週間は、県内367の医療機関から2228人の新規感染者の報告があり、1医療機関あたりの平均は6.07人で、前の週から増加しました。
新規感染者数は、前の週と比べて6週連続で増加し、5類に移行してから初めての公表となった、5月8日の週と比べると2.5倍以上に増えています。

年代別では、10代が最も多く、次いで20代、50代の順になっています。

埼玉県 前週と“同水準”

埼玉県が6月28日に発表した新型コロナの感染状況によりますと、6月25日までの1週間に、定点把握の対象になっている261の医療機関から新たな感染者として1873人の報告があり、1医療機関あたりでは7.18人となりました。
前の週と比べて、1.02倍と4週連続で増加しましたが、埼玉県は前の週とほぼ同じ水準だったと分析しています。

年代別では、10代が最も多く385人、次いで20代が275人、50代が256人、40代が252人などとなっています。

埼玉県衛生研究所
「上がり幅は緩やかだが引き続き状況を注視していく」

千葉県 前週と比べ増加

千葉県は6月28日、新型コロナウイルスの「定点把握」による感染状況を発表しました。6月25日までの1週間の1医療機関あたりの新たな感染者数は7.77人で、前の週から増加しました。

年代別では10代が最も多く、次いで40代、50代となっています。

全国 12週連続で前週に比べ増加

厚生労働省によりますと6月25日までの1週間に全国およそ5000の医療機関から報告された新型コロナの患者数は前の週から2641人増えて3万255人となりました。
また、1つの医療機関あたりの平均の患者数は6.13人で前の週の1.09倍となりました。前の週から増加が続くのは12週連続となります。

都道府県別では多い順に、沖縄県が39.48人、鹿児島県が11.71人、熊本県が8.75人、愛知県が8.03人、千葉県が7.77人などとなっていて、39の都府県で前の週より増加しています。

厚生労働省
「全国ではゆるやかな増加傾向が続いているほか、5類移行の前後で単純に比較はできないものの、沖縄県ではことし1月の第8波のピークを超える水準になっている。去年は夏に全国的に感染が拡大したので引き続き注視したい」

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