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値上げ一覧2023年5月分 缶コーヒーなど飲料 粉ミルク 豆乳商品 缶詰

  • 2023年5月2日

東京23区の4月の消費者物価指数は、速報値で去年の同じ月より3.5%上昇し、上げ幅は3か月ぶりに拡大しました。5月は、缶コーヒーをはじめとする飲料を中心に値上げが相次ぎます。値上げされる主な家庭用商品をまとめました。

25年ぶりショート缶の一斉値上げ

原材料価格の高騰などを受け主な飲料メーカー各社は、5月1日の出荷分や納品分から缶コーヒーを値上げしました。このうちショート缶と呼ばれる商品は、希望小売価格が10円から25円程度引き上げられます。
ショート缶の一斉値上げは、消費税の税率が5%に引き上げられた1998年以来、25年ぶりとなります。

詳細 飲料の値上げ

2023年5月 飲料の値上げ
サントリー食品
インターナショナル
缶・瓶 コーヒーやジュース 42品目 19%~22%
キリンビバレッジ 缶入りお茶・コーヒーなど 42品目 19%~23%
アサヒ飲料 ペットボトル・瓶・
缶入り炭酸飲料など 62品目
4%~25%
コカ・コーラ
ボトラーズジャパン
缶・ペットボトル飲料
パウダー製品など 75品目
3%~22%
ポッカサッポロフード
&ビバレッジ
缶入りコーヒー・スープなど 22品目 13%~22%
UCC上島珈琲 缶・紙パックの飲料 12品目 6%~16%
伊藤園 缶入りお茶 野菜ジュースなど 42品 4%~26%
ダイドードリンコ 缶・ペットボトル コーヒーなど 20品目 7%~22%

 

〇「サントリー食品インターナショナル」
5月1日の出荷分から缶や瓶に入ったコーヒーやジュースなど42品目を税抜きの希望小売価格で19%から22%値上げ。

〇「キリンビバレッジ」
5月1日の納品分から缶入りのお茶やコーヒーなど42品目を税抜きの希望小売価格で19%から23%値上げ。

〇「アサヒ飲料」
5月1日の出荷分からペットボトルや瓶、それに缶に入った炭酸飲料など62品目を税抜きの希望小売価格でおよそ4%から25%値上げ。

〇「コカ・コーラ ボトラーズジャパン」
5月1日の出荷分から缶やペットボトルなどに入った飲料やパウダー製品など75品目を税抜きの希望小売価格で3%から22%値上げ。

〇「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」
5月1日の納品分から缶入りのコーヒーやスープなど22品目を税抜きの希望小売価格で13%から22%値上げ。

〇「UCC上島珈琲」
5月1日の出荷分から缶や紙パックの飲料12品目を値上げ。店頭ではおよそ6%から16%の値上げとなる見通し。

〇「伊藤園」
5月1日の出荷分から缶入りのお茶や野菜ジュースなど42品を税抜きの希望小売価格で4%から26%値上げ。

〇「ダイドードリンコ」
5月1日の納品分から缶やペットボトルのコーヒーなど20品目を税抜きの希望小売価格で7%から22%値上げ。

粉ミルク・栄養食品・豆乳商品・缶詰

2023年5月 値上げ 主な家庭用商品
明治 乳児用 粉ミルクと栄養食品 計29品 4.1%~8.6%
ポッカサッポロフード
&ビバレッジ
調整豆乳 豆乳ヨーグルトなど 計6品 5%~16%
はごろもフーズ さばの缶詰など 22品 7.1%~25%

 

〇「明治」
5月1日の受注分から乳幼児用の粉ミルクと栄養食品のあわせて29品を税抜きの希望小売価格で4.1%から8.6%値上げ。

〇「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」
5月1日の納品分から調製豆乳や豆乳ヨーグルトなどあわせて6品を税抜きの希望小売価格で5%から16%値上げ。

〇「はごろもフーズ」
5月1日の出荷分からさばの缶詰など22品を税抜きの参考小売価格で7.1%から25%値上げする見通し。

東京23区 消費者物価指数 上げ幅拡大

総務省によりますと、東京23区の生鮮食品を除いた消費者物価指数は、4月中旬時点の速報値で、2020年の平均を100として、1年前の101.3から104.8となり、3.5%の上昇となりました。
上げ幅は3月の3.2%より0.3ポイント上がりことし1月以来、3か月ぶりに拡大しました。食料品などの値上げが相次いだことが要因で、「生鮮食品を除く食料」は8.9%上昇していて、1976年6月以来、46年10か月ぶりの水準となっています。

上昇の食料品 具体的には

具体的には、「卵」は28%、調理食品の「焼き魚」は27.2%、「食用油」は22.7%、外食の「ハンバーガー」は18.4%、「炭酸飲料」は17.1%、「チョコレート」は13.2%、「あんパン」は12.2%それぞれ上昇しています。

このほか、「ルームエアコン」は30.2%「宿泊料」は観光需要の回復などで8.2%上がっています。
一方、政府による負担軽減策で電気代や都市ガス代の上昇が抑えられ、総務省は負担軽減策がなければ生鮮食品を除いた指数は4.5%程度の上昇になったと試算しています。

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