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  • 2023年5月1日

有害性指摘の物質含む「PFAS」東京都が相談窓口 対応の内容は?

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有害性が指摘されている化学物質を含む「PFAS」について専門家と市民団体が多摩地域の住民を対象に行った検査では、国の調査の平均を上回る血中濃度が検出されているケースもあるということです。こうした中、東京都は、「PFAS」について都民向けの相談窓口を設け、電話での受け付けを始めました。都の対応や検査の中間結果などについてまとめました。

「PFAS」有機フッ素化合物の総称

「PFAS」は人工的に作られた有機フッ素化合物の総称で、このうち、2つの物質はアメリカの研究などで有害性が指摘されていて、神奈川県や沖縄県などのアメリカ軍基地周辺では国の暫定的な目標値を超える値が相次いで検出されています。

東京都が相談窓口 最新情報を提供

こうしたなか、都は、都民に正しい情報を提供しようと専用の電話相談窓口を設けました。

窓口では、都の保健師などの職員が相談に応じ、「PFAS」について、これまでわかっていることや、都内の水道水や地下水での検出状況などを説明することにしています。また、環境省の専門家会議の検討状況などをふまえ、最新の情報を提供するということです。

都の担当者は、「都民の関心も高まっているので正しい情報を伝えられるようにしたい」としています。  
窓口の電話番号は、03-5989-1772で、平日の午前9時から午後5時まで受け付けています。

専門家と市民団体が共同で血液検査 中間結果は

「PFAS」をめぐって京都大学の原田浩二准教授らは、市民団体と共同で、アメリカ軍横田基地のある多摩地域の住民を対象に血液検査を行っていて、検査を受けた19市町村の273人分の結果を中間結果として公表しています。

それによりますと、これまでの調査ですでに血中濃度の検出が確認されていた国分寺市のほかに、立川市、あきる野市、それに小平市など、検査を受けたすべての自治体の住民から平均で、国が行った調査の3倍近い血中濃度が検出されたということです。

原田准教授らは、5月中にも検査を受けた全員にあたるおよそ650人分の結果を公表したいとしています。

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