東京 北区など11区長選挙 三鷹市など4市長選挙（2023）結果は？
- 2023年4月24日
統一地方選挙の後半戦など4月23日と24日に、東京都内で開票が行われた11の区長選挙と4つの市長選挙について、当選者と開票結果をまとめてお伝えします。
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・文京区 ・台東区 ・墨田区 ・江東区 ・大田区 ・世田谷区 ・渋谷区 ・豊島区 ・北区 ・板橋区 ・江戸川区 ・三鷹市 ・東村山市 ・東大和市 ・稲城市
文京区長選挙
東京・文京区長選挙は、無所属で現職の成沢広修氏が５回目の当選を果たしました。
成沢氏は、文京区出身の５７歳。
文京区議会議員を経て、平成１９年の区長選挙で初当選しました。
選挙戦では、これまでの区政運営の実績に加え、高校生の世代まで子育て支援の対象を拡大することや、自治会などへの支援で地域社会を活性化させることなどを訴えて幅広く支援を集め、５回目の当選を果たしました。
台東区長選挙
東京・台東区の区長選挙は、無所属の現職で、自民党と公明党が推薦する服部征夫氏が３回目の当選を果たしました。
服部氏は福岡県八女市出身の８０歳。
台東区議会議員や東京都議会議員を経て、８年前、平成２７年の台東区長選挙で初当選しました。
選挙戦では、２期８年にわたる区政運営の実績や、コロナ禍や物価高で厳しさを増す暮らしを支える政策の充実などを訴え、自民党と公明党の支持層のほか、いわゆる無党派層からも幅広く支持を集め、３回目の当選を果たしました。
墨田区長選挙
東京・墨田区の区長選挙は、無所属の現職で自民党と公明党が推薦する山本亨氏が３回目の当選を果たしました。
山本氏は、墨田区出身の６１歳。
区議会議員を経て、平成２７年の区長選挙で初当選し、２期８年区長を務めました。
今回の選挙では、新型コロナへの対応や、子育てしやすい環境の整備など区政運営の実績を訴え、自民党と公明党の支持層のほか無党派層にも支持を広げて３回目の当選を果たしました。
江東区長選挙
区長が死去したことに伴う東京・江東区の区長選挙は、無所属の新人の木村弥生氏（５７）が初めての当選を果たしました。
木村氏は、東京都出身の５７歳。
大学病院の看護師などを経て、平成２６年の衆議院議員選挙の比例代表・北関東ブロックで初当選し、衆議院議員を２期務めました。
今回の江東区長選挙は、４期１６年務めた区長が４月１２日に死去したことに伴って行われ、新人４人が争う構図となりました。
選挙戦で木村氏は、国政の現場で、政策を立案してきた実績を強調するとともに、妊娠・出産・産後ケアの切れ目ない支援を行い、区の魅力を内外に発信して知名度を向上させるなどと訴えました。
そして、今回初めての当選を果たしました。
大田区長選挙
新人３人が争った東京・大田区の区長選挙は、無所属の新人で、自民党と公明党が推薦した鈴木晶雅氏が初めての当選を果たしました。
鈴木氏は品川区出身の６４歳。
大田区議会議員や東京都議会議員を経て、今回初めて大田区長選挙に立候補しました。
選挙戦では、４期１６年大田区長を務め退任する松原忠義区長の区政を継承し、子育てや教育の充実、健康施策や福祉の向上などを訴え初めての当選を果たしました。
世田谷区長選挙
東京・世田谷区の区長選挙は、無所属で現職の保坂展人氏（６７）が４回目の当選を果たしました。
保坂氏は、仙台市出身の６７歳。
社民党の衆議院議員を３期務めたあと、平成２３年の区長選挙で初当選しこれまで３期１２年にわたり区長を務めました。
選挙戦ではこれまでの実績や、教育支援の充実などを訴えて自民党の支持層を含む幅広い層から支持を集め、４回目の当選を果たしました。
保坂展人氏は「本当に厳しい戦いでした。世田谷区採用の教員をきちんと作って、教育、学校、そして児童館や子どもの居場所、ここにしっかりと後押しをしていきたい」と述べました。
渋谷区長選挙
東京・渋谷区の区長選挙は、無所属で現職の長谷部健氏（５１）が３回目の当選を果たしました。
長谷部氏は、渋谷区出身の５１歳。
渋谷区議会議員を務め、平成２７年の区長選挙で初当選しました。
今回の選挙戦では、子育て支援の拡充やスタートアップ企業の誘致など２期８年の実績を訴えて幅広い層から支持を集め、当選を果たしました。
豊島区長選挙
東京・豊島区の区長選挙は、無所属の新人で、自民党、公明党、地域政党の都民ファーストの会が推薦する元豊島区副区長の高際みゆき氏（５７）が初めての当選を果たしました。
高際氏は、東京・西東京市出身の５７歳。
民間企業や東京都庁での勤務を経て、３年前からは豊島区の副区長を務めました。
選挙戦では、ことし２月に亡くなった高野区長の路線を継承・発展させるとして出産にかかる費用や小中学校の給食費の無償化、商店街の活性化などを重点的に進めると訴え、自民党、公明党、都民ファーストの会の支持層のほか、無党派層にも支持を広げて、初めての当選を果たしました。
北区長選挙
東京の北区長選挙は、無所属の新人で自民党と日本維新の会、公明党が推薦する、山田加奈子氏が初めての当選を果たしました。
山田氏は東京・北区出身の５１歳。
北区の区議会議員の４期目に都議会議員の補欠選挙に立候補して当選し、２期目の途中で今回の区長選挙に立候補しました。
今回の選挙では、現職が５期２０年の実績を掲げるなか、区政の刷新や子育て支援策などを訴え、推薦を受けた政党の組織票を固めたほか、幅広い支持を集めて初めての当選を果たしました。
北区では初の女性区長となります。
山田加奈子氏は「利便性の向上やより豊かさを感じられる北区を作っていきたいと思っています。子育て施策については今が一番チャンスだと思っていますので、より寄り添った形での支援施策を北区オリジナルで作っていきたいと思っています」と述べました。
板橋区長選挙
東京・板橋区の区長選挙は、無所属の現職で、自民党、公明党、国民民主党が推薦する坂本健氏が５回目の当選を果たしました。
坂本氏は、板橋区出身の６３歳。
都議会議員を経て、平成１９年の区長選挙から４回連続で当選しました。
今回の選挙では、区の公共施設の耐震化や待機児童の解消など４期１６年の実績を訴え、自民党、公明党、国民民主党の支持層のほか、無党派層にも支持を広げて、５回目の当選を果たしました。
江戸川区長選挙
東京・江戸川区の区長選挙は、自民党、公明党が推薦した無所属の現職、斉藤猛氏が２回目の当選を果たしました。
斉藤氏は６０歳。
昭和５７年に江戸川区の職員となり、財政課長や福祉部長、教育長などを務め、４年前の区長選挙で初当選しました。
今回の選挙は２期目を目指した斉藤氏に、共産党が推薦した元区議会議員の瀬端氏が挑む構図になりました。
選挙戦で斉藤氏は１期目の実績を掲げたうえで、避難所となる施設の改築や堤防の整備など災害に強いまちづくりをはじめ、子育て支援や高齢者福祉の充実などを訴え２回目の当選を果たしました。
三鷹市長選挙
東京の三鷹市長選挙は無所属の現職で自民党、公明党、都民ファーストの会が推薦する河村孝氏が２回目の当選を果たしました。
河村氏は６９歳。
三鷹市の企画部長や副市長などを務めたあと、前回・平成３１年の三鷹市長選挙で初当選しました。
今回の選挙で河村氏は、三鷹駅前の再開発事業による効果や、子育て世帯への支援の充実などを訴えて支持を広げ、２回目の当選を果たしました。
東村山市長選挙
東京の東村山市長選挙は、無所属の現職で自民党と公明党が推薦する渡部尚氏が５回目の当選を果たしました。
渡部氏は６１歳。
東村山市議会議員を４期務めたあと、平成１９年の市長選挙で初当選しました。
今回の選挙で渡部氏は、コロナ禍で行ってきた市民や企業への支援策や、東村山駅周辺の連続立体交差事業などこれまでの実績などを訴えて支持を集め、５回目の当選を果たしました。
東大和市長選挙
東京の東大和市長選挙は、無所属で新人の和地仁美氏が初めての当選を果たしました。
和地氏は５２歳。
平成２３年から東大和市議会議員選挙に３回連続で当選し、ことし１月に議員を辞職して今回の市長選挙に立候補しました。
和地氏は、市内に住む高校生までの医療費を無償にするといった子育て支援策などを訴えて支持を集め、東大和市長選挙で初めての当選を果たしました。
稲城市長選挙
東京の稲城市長選挙は無所属の現職で自民党と公明党が推薦する高橋勝浩氏が４回目の当選を果たしました。
高橋氏は６０歳。
稲城市の職員として生活環境部長などを務めたあと、平成２３年の稲城市長選挙で初当選しました。
今回の選挙で高橋氏は持続可能なまちづくりに向け市の施設で再生可能エネルギーの導入を進めることや、ＤＸ＝デジタルトランスフォーメーションを推進することなどを訴えて支持を集め、４回目の当選を果たしました。
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