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コロナワクチン無料接種いつまで?来年3月まで継続へ 高齢者など年2回接種

  • 2023年2月24日

新型コロナワクチンのことし4月以降の接種のあり方について検討する厚生労働省の専門家による分科会が開かれ、いまの無料での接種を継続したうえで、重症化リスクの高い高齢者などは5月からと9月からの2回の接種を行う方針が了承されました。
東京都の対応を含め、現段階の情報をまとめました。

東京でのワクチン接種状況は?

新型コロナのワクチンの接種状況、2月20日時点では、次の通りです。

東京都では1回目を終えた人が81.11%、このうち2回目も終えた人は80.15%、また3回目を受けた人は67.13%、さらに4回目を受けた人は42.06%、5回目を受けた人は19.91%となっています。

4月以降のワクチン接種は?

新型コロナのワクチン接種は、まん延を予防するために緊急の必要があるとして「特例臨時接種」との位置づけで、無料での接種がことし3月末までを期限に行われています。

4月以降の接種のあり方について検討する厚生労働省の専門家による分科会が、22日開かれ、いまの「特例臨時接種」を来年3月まで継続する方針が了承されました。

高齢者など2回接種

また、接種の時期や回数については重症者を減らすことを目的に高齢者や基礎疾患がある人など重症化リスクの高い人のほか、医療従事者や介護従事者などに対しては、希望する場合は5月から8月にかけてオミクロン株対応の2価ワクチンで接種を行います。

そして高齢者なども含めた接種可能な全ての人に対して希望する場合は9月から12月にかけて接種を行う方針です。

接種対象 5歳以上の方針

接種の対象は5歳以上とする方針で、今後、5歳から11歳の子どもにオミクロン株対応の2価ワクチンを使用する承認の手続きが行われる予定です。

このほか、予防接種法に基づいた接種のよびかけについては、オミクロン株では重症化率が従来より低下したことなどから、重症化リスクが高くない人には、自治体を通じて接種を呼びかける「接種勧奨」や、接種を受けるよう努めなければならないとする「努力義務」を適用しないとする案が示され、了承されました。

厚生労働省は3月上旬にも正式に決定した上で必要な法令改正をするほか、秋以降に使用するワクチンについて4月以降の早い時期に決定することにしています。

また、接種券をどのように配布するかや接種の有効性をどう呼びかけるかについて、今後、自治体に対し考え方を示すことにしています。

東京都 ワクチンバスなど活用

新型コロナワクチンについて厚生労働省の専門家による分科会で、高齢者などを対象にことし4月以降、2回の接種が行われる方針が了承されるなか、東京都は引き続きワクチンバスを活用するなどして高齢者に接種しやすい環境を維持していく考えです。

22日都議会では一般質問が行われ、今後のワクチン接種について、都の幹部は「国の方針を踏まえ、高齢者が速やかに接種できる環境を整える」と述べました。

都によりますと、具体的には、都内各地を移動して接種会場となるワクチンバスを引き続き活用するほか、実施主体となる区市町村と協力して接種を呼びかける情報発信を行うということです。

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