ことしの春東京都内で飛散する花粉の量は去年の2.7倍となり、早ければ2月13日ごろから飛び始める見通しです。SNSでも花粉症に対する不安の声が多く見られました。
東京都は、医師や気象予報士などの有識者が、ことしの春に都内で飛散するスギとヒノキの花粉の量などについて予測した結果を公表しました。
それによりますと、花粉の量は去年の2.7倍となり、これは都が観測を始めた1985年以来、過去4番目の多さになります。
SNSでも花粉症に対する不安の声が多く見られました。
マスクが手放せないという声も
花粉が飛び始める時期は、例年並みの2月13日ごろから17日ごろとみられ、花粉の量が多い日数は各地の平均で51日と、過去10年の平均の33日より18日増える見通しです。
都は、花粉ができる初夏の時期に日照量が多く、スギやヒノキが順調に成育したことが花粉の量が多くなる要因だと分析しています。
都は、マスクやメガネの着用や、家に入ったあとのうがいや手洗いなどの対策とともに、花粉症の症状が出たら適切な治療を受けることを呼びかけています。