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羽田エアポートガーデンがオープン コロナ水際対策緩和で期待も

  • 2023年1月31日

新型コロナの水際対策の緩和などを背景に、インバウンド需要が増加しています。
こうした中、新型コロナウイルスの影響で3年近く開業を延期していた羽田空港に直結する大規模な複合施設が31日、全面的にオープンしました。
施設を運営する会社は、「水際対策も緩和された良い時期に開業できた。多くの人に楽しんでほしいです」と話しています。

外国人の“爆買い”復活か

去年12月、日本を訪れた外国人旅行者が、買い物などで使ったクレジットカードの決済額が新型コロナの感染拡大前よりも大幅に増えていたことがわかりました。

「日本総合研究所」は、去年12月、1か月間に日本を訪れた外国人旅行者を対象に大手カード会社と共同でクレジットカード1枚あたりの決済額を集計しました。

それによりますと、いずれもコロナ禍前の2019年12月と比べて、国や地域を問わず大幅に増えていたことがわかりました。

台湾 2.3倍
タイ 1.9倍
オーストラリア 1.8倍
中国やイギリスなど 1.7倍
アメリカ 1.6倍
韓国 1.4倍 など

このうち、指輪やかばん、財布などを扱うブランド店での決済額は、台湾とアメリカからの旅行者がそれぞれ4.8倍、中国からの旅行者は4.1倍、タイからの旅行者は4倍と特に目立っています。

日本総合研究所
「3年ぶりの日本への旅行と円安を背景に高額な商品を中心としたいわゆるリベンジ消費の動きとなっている」

羽田に大規模複合施設オープン

新型コロナウイルスの影響で3年近く開業を延期していた羽田空港に直結する大規模な複合施設が31日、全面的にオープンしました。

全面オープンしたのは、地上12階建ての複合施設、「羽田エアポートガーデン」です。国際線が多く発着する第3ターミナルに直結しています。

去年12月からホテルと温泉が先行開業したのに続いて、1階と2階の商業施設とバスターミナルがきょうオープンしました。

74の店舗や飲食店が入る商業施設には、創業50年の福井県の洋傘専門店や、静岡県の日本茶の店など東京初出店となる店舗が複数あるほか、日本のアニメやゲームのキャラクターグッズをそろえた土産物店などもあります。

また、バスターミナルは、青森から大阪まで各地の観光地を結ぶ高速バスが発着していて、羽田空港から直接、足を運ぶことができます。

コロナで3年近く延期

施設は当初、2020年4月の全面開業を予定していましたが、新型コロナの影響で、3年近く延期していました。

神奈川県から訪れた30代の女性
「外国人観光客だけでなく、日本人も楽しめる店が並んでいました」

施設を運営 住友不動産 村田尚之羽田統括部長
「水際対策も緩和された良い時期に開業できました。全国の店がそろっているので、多くの人に楽しんでほしいです」


 

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