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新型コロナ 中学入試・大学入学共通テストどう対応 感染対策は

  • 2023年1月11日

新型コロナの感染拡大が続くなか、首都圏では本格的な中学受験シーズンが始まりました。大学入学共通テストは1月14日、15日に本試験が実施されます。試験会場をはじめとした学校側の感染対策、濃厚接触者になった場合の対応など、入試のコロナ対応についてまとめました。

首都圏の中学入試 埼玉県内から開始

私立中学の入学試験は、埼玉県内では1月10日、千葉県内で1月20日、東京都内と神奈川県内では、2月1日から始まります。
もっとも早くはじまる埼玉県によりますと、1月4日現在で、県内の私立中学校入試の応募者は4万9500人ほどで、去年の同じ時期と比べて1500人余り増えているということです。

感染対策 試験日程の分割 送迎用の駐車場も

このうち、さいたま市見沼区の「栄東中学校」ではすべての日程をあわせると1万3000人ほどが受験を予定していて、10日の試験には、5100人余りが出願しているということです。

受験生

マスクをして手洗いうがいをしっかりしてきました。さまざまな問題に対応できるように勉強してきたので、絶対に合格したいです。

保護者

感染対策で車でも来られたので、非常にありがたかったです。ミスをしないように頑張ってほしい。

学校側は、感染対策として、もっとも受験生の多い1回目の入試を10日と11日の2日にわけたほか、車で受験生を送迎する人のために400台分の駐車場を用意し、飛沫が飛ばないよう、机ごとにパネルを設置しました。

追い込みの受験生 学習塾の感染対策

入試のシーズンが本格化する中、東京・江戸川区の学習塾では10日、3学期の始業式を終えた中学生などが午後から訪れて自習に励んでいました。
学習塾では教室の机やいすの消毒のほか、サーキュレーターを設置して換気するなど、新型コロナウイルスやインフルエンザの感染対策を徹底しているということです。

学習塾では感染した場合も追試の対応を実施している学校もあるので、動揺して焦ることなく落ち着いて試験に臨んでほしいと呼びかけています。

1月14日・15日 大学入試共通テスト

一方、大学入学共通テストは、1月14日と15日に本試験、1月28日と29日に追試験が行われ、過去最多となる全国870の大学などの入試に利用される予定です。

大学入試センターは12月6日、志願者数が51万2581人になったと発表しました。前回と比べ、1万7786人減少しています。志願者のうち43万6873人は現役生で、3月に高校などを卒業する生徒全体の45%を占めています。

濃厚接触者になったら 新型コロナQ&A

大学入学共通テストについて、大学入試センターは6日、新型コロナに関する最新の情報を「Q&A」形式でホームページに掲載しました。

Q.受験可能な場合は?
濃厚接触者とされた場合でも、自治体が実施するPCR検査などで陰性となり、受験当日も無症状であるなどの要件を満たせば受験が認められます。
その場合は試験前日の1月13日午前10時までに、受験票に記載された「問い合わせ大学」に電話で連絡し、指示を仰ぐよう求めています。

Q.会場までの移動は?
また、濃厚接触者となった場合は公共交通機関を利用することができず、自家用車などで試験場に行く必要がありますが、それが難しい場合、事前に予約することなどを条件にタクシーの利用が認められています。

Q.当日の受験が難しい場合は?
一方、体調不良の場合や濃厚接触者で当日の受験が難しい場合などは、1月28日と29日に行われる追試験の申請をするように呼びかけています。

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