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ことら送金とは?スマホ使った個人向けの送金サービス開始

  • 2022年10月12日

「ことら送金」と呼ばれる新たな個人向けの送金サービスが始まりました。
「小口トランスファー(transfer)」の略称、つまり少額の送金です。
大手銀行などが主導して、スマートフォンを使った個人向けの送金サービスが、11日から始まり、キャッシュレスのサービスがどこまで広がるか注目されます。

ことら送金とは?

11日から始まった「ことら送金」と呼ばれるサービス。
「小口トランスファー(transfer)」の略称、つまり少額の送金のことで、スマホを通じた個人間の送金手数料を安くするプロジェクトの名前でもあります。

対象となるのは個人間の10万円以下の送金で、三菱UFJ、三井住友、みずほ、りそななどの大手銀行や地方銀行、あわせて20行で始まりました。

各銀行の口座にひもづいたスマートフォンのアプリに、相手の携帯電話の番号やメールアドレスなどを入力すると送金が可能になるということで、今後、全国で50行以上が参加する予定です。

サービスの使い方は

加盟している銀行の個人名義の口座であれば、異なる銀行間でも送金できます。

サービスを提供する会社では、給与が振り込まれる口座から別の口座に生活費やローンの支払いのためのお金を移したり、食事や贈り物などの代金を友人どうしで精算したりする際などさまざまな場面での利用を想定しているということです。

三菱UFJ、三井住友、みずほ、りそなをはじめ多くの銀行では、このサービスに対応したアプリに口座の情報を登録することで送金できるようになります。

一方、横浜銀行と広島銀行、十八親和銀行、福岡銀行、熊本銀行では、銀行独自のアプリを使ってこのサービスが利用できるということです。

送り先があらかじめ必要な情報を登録していれば、携帯電話の番号やメールアドレスなどを入力するだけで送金でき、メッセージも一緒に送れるということです。

手数料は?

手数料は各行で設定しますが、11日からサービスを始めた20行では無料にしています。

各行はサービスの導入によって、手数料収入は減るものの、現金を管理する経費を削減できるとしていて、将来的には、ほかのスマホ決済サービスへの送金もできるようにしたいとしています。

サービスを提供「ことら」 川越洋社長
「今回のインフラで、2億以上の銀行口座がつながることになる。さまざまなアプリの間で送金できるので、使い勝手を実感してもらえれば、利用される方も広がっていくと思う」

サービスを提供する会社では、来年夏までに全国の50行以上でこのサービスの導入を目指しているということで、今後、どこまで利用が広がるか注目されます。

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