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値上げの秋 粉ミルク 菓子 文房具は 原材料高騰や円安 子育て影響も

  • 2022年9月30日

値上げの秋、粉ミルクやおもちゃといった子どもに関する多くの商品も値上げが予定されています。原材料価格の高騰や急速な円安による食品などの値上げが相次ぐなか、子育て世帯の家計への負担がさらに増えることになりそうです。
粉ミルク、菓子、文房具、おもちゃなど、値上げされる商品や影響の詳細をまとめました。

値上げ 子育て世代に影響も

ことしに入って原材料価格の高騰や急速な円安の進行が原因で、乳幼児を含む子どもが使う商品や子育てに必要な商品も値上げが相次いでいて、10月1日から11月にかけても、粉ミルクや菓子、文房具、それにおもちゃなど多くの値上げが予定されています。

東京・江戸川区の子ども用品販売店では、今後の値上げが発表されている粉ミルクをおよそ2か月分まとめ買いする人の姿も見られました。

35歳の母親

いつもはなくなりそうになったら買う感じですが、値上がりすると聞いて買いだめをしに来ました。安く買えるうちに買っておこうと思っています。

27歳の母親

1日に5回ミルクを使うので、値上げされると知って買い置きして家に2か月分ほどのストックがあります。よく使うものは1円変わるだけで結構影響が出ます。

28歳の母親

赤ちゃんのためのものを削るわけにはいかないので、外食や自分の嗜好品を我慢しています。国や区の補助があると助かります。

おもちゃ 子どもも“痛い”値上がり

東京・目黒区のおもちゃ店では、取り引きのあるメーカーの多くがことし6月ごろから相次いで値上げをしていて、ことしの初めごろに比べ、店内の商品の4割ほどが値上がりしているということです。店には値上げを知らせる通知が毎月のように届いているということです。

「おもちゃのマミー」吉田夏子 店長
「価格はこれまであまり変わりませんでしたがここ半年で一気に値上がりました。子どもにとって値上げ分の50円や100円は大きなお金なので、値上げを知らず値段ぴったりの分しか持ってこなかった子どもがおもちゃを買えなかったこともありました。おもちゃを買えずに帰る姿を見ると胸が痛くなります」

子ども関連の商品 値上げ幅は?

11月にかけて、すでに値上げしたり、値上げが予定されていたりする子ども関連の商品についてまとめました。

〇粉ミルクの値上げ
雪印メグミルク

10月1日から、5.3%から5.7%。
雪印ビーンスターク
10月1日から、4.8%から7%。
明治
11月から7.4%から7.5%。
アサヒグループ食品
11月から、粉ミルクやベビーフードを含むベビー関連商品で4%から12%ほど値上げします。

〇菓子類の値上げ
江崎グリコ

8月下旬から10月1日にかけて、「ポッキー」など157品目を出荷価格で3%から24%。
ロッテ
ガムやグミなど71の品目を出荷価格で4%から17%ほど順次値上げしています。
カルビー
11月1日から、「かっぱえびせん」など30の品目の値上げを行い、引き上げ幅は店頭価格で10%から20%ほどの見込みです。

〇文房具の値上げ
トンボ鉛筆

10月1日から、色鉛筆や小学校低学年向けの鉛筆など259の品目を平均で16.5%。
ぺんてる
10月1日から、小学生向けの色鉛筆など9の品目を10円から700円ほど値上げします。

〇おもちゃの値上げ
タカラトミー
9月1日から、ミニカーの「トミカ」や鉄道模型の「プラレール」、それにボードゲームの「人生ゲーム」など331の品目を平均で10.4%。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
9月15日から、家庭用ゲーム機の「プレイステーション5」を5500円すでに値上げしています。
バンダイ
10月1日から、人気キャラクターの「ソフビ人形」を110円、人気アニメの知育玩具を最大5000円ほど値上げする予定です。

このほか各メーカーは、紙おむつなどを春先ごろからすでに値上げしています。

“物価高が子育てに負担 85%” 値上げはいつまで?

値上げが子育て世帯の家計に負担になっていることを示すデータもあります。大手生命保険会社が8月、0歳から6歳までの子どもがいる世帯に行ったアンケート調査では、「物価高により子育て費用に負担を感じている」と答えた人は85.2%にのぼっています。

明治安田総合研究所 小玉祐一フェローチーフエコノミスト
「2019年から始まった幼稚園・保育園の無償化で子育て世帯の負担は減ったが、相次ぐ物価上昇で、家計の負担額は無償化以前の水準まで戻ってきている。円安の影響は時間差で小売価格に反映されるため、値上げ傾向は少なくとも半年かそれ以上続くおそれがあり、同じような商品でも安い方を選択するなど、より賢い家計のやりくりが必要になる」

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