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埼玉・蓮田 “買い物リハビリ” 高齢者の介護予防へ

  • 2022年9月21日

9月19日の敬老の日を前に、全国の100歳以上の高齢者の人数が発表されました。
それによりますと、初めて9万人を超え、52年連続で過去最多を更新しました。
高齢化が進む中、高齢者が自立して生活する力を伸ばすにはどうすればよいのか。埼玉県蓮田市では、リハビリに買い物を取り入れた「買い物リハビリ」という取り組みで介護予防を行っています。いったいどういう取り組みなのか、まとめました。

介護予防の“買い物リハビリ” 

高齢化が進み、介護を必要とする人も増える中、埼玉県では、ある取り組みが進められています。それがリハビリに「買い物」を取り入れて介護予防を行う“買い物リハビリ”です。
そんな“買い物リハビリ”を4年前に導入したのが、埼玉県蓮田市にあるデイサービスなどを行う介護事業所です。

参加した1人の田澤善子さん(86歳)です。足が不自由で要介護2となっています。

アナウンサー

ここ来るとどうですか?

田澤善子さん

楽しいです。週に3回来ています。リフレッシュして家に帰れるからいいです。

“買い物リハビリ”に取り組む田澤さんが、まず行うことが、事前に買いたい物をリストにまとめることです。そして、スタッフに付き添ってもらい、同じ建物にあるスーパーへ向かいます。田澤さんは、足が不自由なため、ひじを置いて押すことができる専用の買い物カートを使いました。

みずから考える・足腰を鍛える

買い物リハビリの特徴のひとつが献立や必要な食材をみずからの頭で考えることです。

さらに、店内を回ることが足腰を鍛えることにもつながります。
この日は1時間ほどで1300歩あまりを歩きました。

アナウンサー

いろいろ回っていると、追加で買うこともありますか?

田澤善子さん

必ずありますね。メモするのを忘れていて、これが欲しかったんだと思うのがあります。きょうなんか、ロースハムを書き出すのが完全に書き忘れていました。

 

ものを見て、思い出すんですね。

 

それは主婦の勘でしょうか(笑)買い物もできるし、運動にもなりますし、スーパーに来るのが楽しいです。

社会とつながるきっかけも

事業所によりますと、売り場を歩き回ることで足腰を鍛えられるだけでなく、献立を考えたり、必要なものを思い出したりすることで、認知機能の低下を防ぐといった介護予防の効果も期待できるということです。

また、コロナ禍で自宅にこもりがちになるお年寄りが少なくない中、買い物で外出し、店員などとやりとりすることで社会とつながるきっかけにもなるということです。

取り組みに協力 東武ストア蓮田店 赤池隆志店長
「高齢化が進む中で地域に根づいた店づくりが大切だと考えています。
皆さんが楽しそうに買い物していてうれしいです」

“買い物リハビリ”取り入れた「ひかりサロン蓮田」 直井誠代表
「買い物をすることで頭を使い認知機能の訓練にもなります。また、身体的な効果もあるので心と頭と体を満たせると思います。買い物をすることで社会に参加して欲しいと思いますよ、今後もお年寄りが少しでも自立できるようお手伝いを続けたいです」

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