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東京・杉並区 方南銀座商店街 オリジナルビールで課題解決へ

  • 2022年9月20日

9月に入っても厳しい残暑が続くなか、皆さん飲みたくなるのはビールではないでしょうか。
東京・杉並区の方南銀座商店街では、大型スーパーの出店などで失われつつあるにぎわいを取り戻そうと、オリジナルビールの開発を行い、新たな名物にしようという取り組みが進められています。
オリジナルビールを通じて、地域の活性化を図ろうと奮闘する商店街の店主の思いとは?

“商店街オリジナルビール”今春誕生

東京・杉並区の方南銀座商店街では、この春からオリジナルのビールが醸造・販売されています。本場ドイツやイギリスから取り寄せたホップを使い、約3週間をかけて醸造されたビールは、黄金色に輝いています。

現在、販売されているのは4種類です。
ラベルに方南銀座商店街の人々の顔がイラストでプリントされた、その名も「方南エール」。商店街の店主たちが何度も試飲を重ね完成させました。

爽やかですし、暑いときに最高ですね!

はぁ~!!おいしい!

商店街の課題解決へ

ビールの醸造所は、方南銀座商店街の空き店舗を利用しました。
商店街の人たちと、障害者の就労支援を行う福祉団体が協力して運営されています。醸造から販売、配達まで障害のある人たちが担っています。そんなオリジナルの地ビールは、商店街の「ある課題」を解決したいという思いから誕生しました。

ビール造りの中心メンバーで、ラベルにも顔が載っている、商店街振興組合・理事の齋藤優さんです。

方南銀座商店街振興組合理事 齋藤優さん
「いま商店街もどんどん世代交代が始まって、いろいろと活性化が出来るような動きをしていかなくてはいけないと思ってビール造りを始めました」

地ビールで商店街の活性化を

現在、約150店舗が加盟する方南銀座商店街は、一見、にぎわいを見せていますが、町を歩くと、閉店した店舗が目に付きます。大型スーパーの進出や通販の広まりなどで、毎年数店舗が姿を消していると言います。

商店街店主

かつては通れないくらい人が居ましたが、今は悲惨だけど…

活気が失われる商店街の活性化を図ろうと、理事である齋藤さんは、商店街に関係する人と一緒に何かを作り上げたいと考えた末、行き着いたのが「ビール造り」でした。

方南銀座商店街振興組合理事 齋藤優さん
「住んでいる人も、お店の人もビールを通じて、地域活性化という同じ方向に何かできるビールになればいいかなと思っています。みんなで頑張りましょうということです」

インスタ映え?新ビールも開発

今、齋藤さんたちが、新たに取り組んでいることがあります。
それは、10月の商店街のハロウィーンに向けた新しいビールの開発です。
その名もゾンビールというビールです。

ビールは現在開発中です

色が青色から赤色に変化するユニークなビールです。
ほかにはない、ちょっと変わったビールで、その造る過程を商店街のみんなで楽しむことが街に元気を取り戻すことにつながると齊藤さんは考えています。

方南銀座商店街振興組合理事 齋藤優さん
「ビールを造って販売するのがゴールではなく、方南銀座商店街がビールを通じて、すごくみんな和気あいあいと楽しめるような、そういったビールになればと思っています」

取材を通して、「方南エール」は、活気が失われた商店街への“エール”でもあると思います。色が変わる「ゾンビール」はインスタ映えしそうですし、どんなものになるのか、ハロウィーンが待ち遠しいと思います。

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