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コロナ 死亡の20歳未満 “基礎疾患なし半数 呼吸器症状以外にも注意”

  • 2022年9月16日

新型コロナウイルスのオミクロン株が広がったことし1月から8月までにコロナに感染して亡くなった20歳未満の人について国立感染症研究所が調査しました。詳しい調査ができたおよそ30人のうちのほぼ半数には基礎疾患がなかったことが分かりました。医療機関に到着した時点での症状や、症状の経過観察が重要な期間など、わかったことをまとめました。

オミクロン株の流行で亡くなる子ども増える

新型コロナの感染が始まってからの2年余りでは、10歳未満の子どもはおよそ226万8000人が感染しました。感染しても子どもは軽症の人がほとんどですが、オミクロン株が流行するようになってからは、亡くなる子どもが増えています。

オミクロン株が流行する前の2021年12月までは、10歳未満で亡くなった人は0人、10代で亡くなった人は3人でした。
それが、オミクロン株が流行するようになった2022年1月から8月23日までの間では、亡くなった人は10歳未満で15人、10代で11人いました。

亡くなった子ども 半数は基礎疾患なし

国立感染症研究所は、オミクロン株が広がったことし1月から8月までに発症して亡くなった子どもなど20歳未満の41人のうち、詳しい状況を調査できた29人について分析し、その結果を14日開かれた厚生労働省の専門家会合に報告しました。

亡くなったのは年齢別に、0歳が8人、1歳から4歳が6人、5歳から11歳が12人、12歳から19歳が3人で、ほぼ半数の15人には基礎疾患がありませんでした。

ワクチンの接種対象年齢だった15人のうち、2回接種していたのは2人だったということです。

基礎疾患なし 意識障害・おう吐・けいれんが多い

医療機関に到着した時点での症状をみると、発熱が79%、吐き気やおう吐が52%、意識障害が45%などとなっていて、とくに基礎疾患のないケースでは意識障害やおう吐、けいれんが多く、呼吸器の症状以外にも注意が必要だと指摘しました。

また、発症した日が分かった26人のうち、亡くなるまでの期間が1週間未満だった人は73%を占めていて、発症後1週間は特に症状の経過観察が重要だとしています。

厚生労働省 専門家会合 脇田隆字座長
「子どもでもなるべく感染しないようにしてもらうことが重要で、その方法のひとつとしてワクチン接種が重要だと考えている」

「努力義務」5歳~11歳のワクチン接種

厚生労働省は5歳から11歳の子どもの新型コロナウイルスワクチン接種について、接種を受けるよう努めなければならないとする「努力義務」の適用を6日から開始しました。

「努力義務」は、接種を受けるよう努めなければならないとする予防接種法の規定ですが、接種を受けるかどうかはあくまで本人や保護者が選択できることになっています。
法的な強制力や罰則はなく、厚生労働省は自治体に周知を徹底するよう求めています。

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