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東京・日野 “レジごみ袋” 1枚2役でプラごみ削減へ

  • 2022年9月14日

東京・日野市の「プラスチックごみ削減」の取り組みについてご紹介します。これまでも、日野市では、独自のリサイクル施設を整備するなどして、積極的にプラスチックごみの削減に取り組んできました。そんな中、9月から始めたのが、ごみ袋の新たな活用を通じた削減方法です。いったい、どんな工夫なのか、まとめました。

レジ袋・ごみ袋 両方で使用

9月1日、日野市内のスーパーを訪れると買い物客が手に取っていたのが緑色のレジ袋です。じつは、これが、今回、実験的に導入された、その名も“レジごみ袋”です。レジ袋として使った後、ごみ袋としても使えるようにと、生み出されました。

これまで日野市では、「市指定の専用のごみ袋」でしか、ごみを出すことができませんでした。そのため、スーパーやコンビニエンスストアなどで使った袋は、結局、プラスチックごみになっていました。

買い物客
我が家にレジ袋がいっぱいありますが、ごみ袋としては使えないから、もったいないと思っていました。

そこで市は、買い物袋として使ったあと、指定のごみ袋になる袋を作ろうと思い立ちました。
しかし、ある課題に直面しました。

日野市ごみゼロ推進課 高尾満課長
「見ると分かるが、いまのごみ袋が見ただけで、ごみ袋ってわかってしまう。コレだと皆さん使うのに抵抗があって持ち歩いてもらえない」

地元の学生がデザイン

そこで、市は、地元の学生の力を借りて、袋のデザインを一新しました。
“ごみ袋”という直接的な表記を避けたり、地元の人が手にとりやすいよう、「日野市の花=菊」や「日野市の木“かし”の葉」をあしらったりしました。

デザイン担当 明星大学4年 柳舜太さん
「ごみ袋らしさを軽減できたらなと考えてローマ字で“可燃”と表現しまいた。レジ袋として使いやすい袋というのをイメージして制作しました」

利用者の反応は?

取り組みの初日。学生たちは、地元のスーパーでみずからデザインした“レジごみ袋”を手に、プラスチック削減の協力を呼びかけていました。
価格も、従来のごみ袋と同じ20円ということで利用者の反応も上々です。

学生

1枚20円

買い物客

何のごみに使えるの?

学生

可燃ごみです

買い物客

これは便利だわ

 

学生

マイバッグなどを忘れたときや、ものが入りきらなかったときに、ぜひこちらを使って下さい

買い物客

ちょうど、きょうマイバッグを忘れたので

 

利用者
「かわいいですし持ち運びが良いです。ちょっと見てと言いたくなる。もう1回使っていっぱい使ってから捨てるって感じの使い方が良いと思います」

デザイン担当 明星大学4年 柳舜太さん
「プラスチック削減にもつながるプロジェクトなので、このプロジェクトを通してレジごみ袋に親しみを持って使って頂ければと考えています」

スーパーで買ったときはおしゃれなデザインとしてごみ袋っぽくない“レジごみ袋”。
日野市としては、基本はマイバッグの持参を呼びかけていますが、この取り組みが進めば、もしマイバッグを忘れたときも罪悪感が少し減る感じがします。地域みんなで「プラスチック削減」を感じながら進められていました。
日野市によりますと、この「レジごみ袋」は、令和6年3月末まで実証実験を続け、市民などから集まった意見をもとに袋のサイズや販売方法などを検討するということです。

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