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値上げ年内2万品目!価格高騰の食用油 節約のポイントは?

  • 2022年9月5日

国内の主なメーカーがことしすでに値上げしたか、年内に値上げする予定の食料品は、累計で2万品目を超え、10月値上げする品目がもっとも多いことが民間の信用調査会社の調べでわかりました。
なかでも、ことし価格が高騰している食用油、専門家は適切に保管し劣化に注意すれば揚げ物をしたあとの油は繰り返し使うことができ、節約になると指摘しています。

年内の値上げ 2万品目に

民間の信用調査会社、「帝国データバンク」は、8月末時点で国内の主な食品や飲料メーカー105社に調査を行い、各社の値上げの動きをまとめました。

それによりますと、原材料価格の高騰や円安を受けてことしすでに値上げしたか、年内に値上げする予定があると回答したのは、8割近くにあたる82社でした。

値上げされる品目の数は再値上げを含めて累計で2万56品目に上り、前回7月末に行った調査より1500品目あまり増え、値上げの幅は平均で14%となっています。

月別でみると、9月値上げするのは2424品目、10月は6532品目で10月が値上げのピークとなる見込みです。

種類別でみると次の通りです。

缶詰やハム・ソーセージなどの「加工食品」:8530品目
「調味料」:4651品目
「酒類・飲料」:3814品目など

信用調査会社
「値上げの波は来月にピークを迎えるが、電気代や食用油などの価格の高止まりは続いていて、断続的な値上げが今後も続く可能性がある」

弁当店 値上げ反映できず

食料品などの値上がりが続く中、小売単価が安い弁当店では、値上げ分を弁当の価格にすぐには反映できないとして対応に苦慮しています。

東京・渋谷区のオフィス街で31年続く弁当店は3種類の味から選べる唐揚げ弁当が看板メニューです。しかし、去年以降、揚げ物の調理に使う食用油の値上がりが続いていて、この店ではおととしまで一缶3000円程度で購入していましたが、いまは5500円にあがっています。

このため調理するフライヤーを小さいサイズに買い換えて1回あたりに使う油の量を減らしたほか、ことし4月には値段を500円から600円に値上げしました。

さらにほかの食材の価格も軒並みあがっているため、ほかの弁当も30円値上げしたとうことです。

ただ、これ以上の値上げをしては他店との競争に勝てなくなるとして、さらなる値上げは現時点ではできないとしています。

弁当店「花ぜん」店長 長谷川君佳さん
「1日に食用油を1缶使うので、月20から25本くらい消費します。うちはお弁当屋で1つの単価もすごく安いので食用油や食材の高騰は痛手です。厳しいですが、常連の方もいますのでがんばっていくつもりです」

常連客の男性

ガソリンも小麦も、全てが値上がりしている。100円、200円くらいの値上げならしてもいいのでここで買いますよ。

食用油 節約のポイントは?

価格が高騰している食用油。家庭などでできる対策はあるのでしょうか?

食用油メーカーの元研究員でいまは食品に関するコンサルタント業を行っている中谷明浩さんに食用油を繰り返し使うポイントを聞きました。

新しい油を足す『差し油』をすることや、揚げ物をしたときに出てくるカスをしっかりと取り除くこと、オイルポットといわれる容器に入れたうえで冷暗所で保管することをあげていて、揚げ物であれば2回から4回まで使用できるとしています。

一方で注意点として「悪くなった油は味が悪いだけでなく気分が悪くなることがあり、ひどい場合は食中毒に似た症状が出ることもある」と指摘しています。

中谷明浩さん
「(油の劣化に気づくポイントについて)黄色い色が濃くなってきたり、明らかに色が変わってきたというその少し手前くらいを目安にするとよい。嫌なにおいが出ていたら劣化のサインなのでにおいにも注意してもらいたい」

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