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ことしもサンマの高値続くか 居酒屋の看板メニューがピンチ?

  • 2022年8月23日

秋の気配も少し感じる時期となりましたが、この時期、気になるのは食卓を飾る「サンマ」の状況です。
ここ数年、深刻な不漁が続き、高値で取引されてきましたが、ことしは、漁船の燃料代の高騰に加え、日ロ関係の悪化などで、さらに手が届きにくい状況になりつつあります。秋の味覚「サンマ」を取り巻く現状をまとめました。

初水揚げ “サンマ 1キロ5万円”

8月18日、北海道根室市で「サンマ」の初水揚げが行われました。
水揚げ量は約260キロと少なく、競りでは高いもので1キロあたり5万円と去年の5倍以上の価格で取り引きされました。

その背景には、ウクライナ情勢などの影響で、漁船の燃料代が高騰する中、漁場は遠い公海が中心になると見込まれているほか、日ロ関係の悪化で、ロシア側が主張する排他的経済水域をう回しなければならないおそれもあり、さらに燃料代がかかってしまうという事情もあるということです。

さらに、ことしのサンマの漁獲量の見通しも芳しくありません。国の研究機関「水産研究・教育機構」によりますと、ことしのサンマの漁獲量は去年を上回るものの、引き続き低い水準になる見通しだということです。

看板メニュー ピンチ

こうした中、東京・千代田区にある創業28年の海鮮居酒屋は、店名がまさに「秋刀魚」とあって、サンマをまるまる一匹つかった「さんまずし」が看板メニューです。

ことしのサンマはほとんど出回っていないためまだ入荷できておらず、店では去年とれた冷凍のサンマで「さんまずし」やフライを提供しています。

冷凍サンマの仕入れ先からは在庫が少ないと言われていて、ことしのサンマの入荷が遅れれば看板メニューを提供できなくなってしまうため、毎日心配しながら営業しているということです。

客足はコロナ前の半分ほどしか戻っておらず経営状況は厳しいですが、看板メニューだけに仕入れ値が上がっても値上げはせず、人件費を減らすことで対応するということです。

海鮮居酒屋「秋刀魚」 山風呂真之さん
「本来なら水揚げされたばかりのピカピカなサンマのさんまずしを食べてほしいが、ここ数年入荷が少なくて遅い。冷凍のストックがなくなり、看板メニューを提供できなくなったらどうしようかと毎日ハラハラしている。ただただ、サンマの入荷を待っている」

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