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オミクロン株対応2価ワクチン モデルナとファイザー 国内の承認は

  • 2022年8月16日

オミクロン株に対応したモデルナ社の新型コロナウイルスのワクチンがイギリスで承認されました。オミクロン株に対応したワクチンについては日本国内ではモデルナ社とファイザー社が承認を求める申請を行っていて、政府は、当初の予定を前倒しし、早ければ9月中に開始する方向で調整を進めています。新たなワクチンの動きをまとめました。

モデルナのオミクロン株対応ワクチン 英で承認

イギリスの規制当局は8月15日、アメリカの製薬大手モデルナが開発したオミクロン株に対応した新型コロナウイルスのワクチンを承認したと発表しました。
現地メディアは、オミクロン株対応のワクチンが承認されたのは、世界で初めてだとしています。

このワクチンはオミクロン株の「BA.1」と、従来の新型コロナウイルスの2種類に対応する「2価ワクチン」というタイプで、18歳以上の追加接種として承認したということです。
オミクロン株のうち感染者に占める割合が多い「BA.4」と「BA.5」に対しても良好な免疫反応を示すことが確認されたとしています。

ワクチンの効果 モデルナとファイザーの報告

モデルナとアメリカの製薬大手、ファイザーは、オミクロン株対応ワクチンとして従来株のワクチンと、オミクロン株を含む2価ワクチンの開発を進めていて、日本には「BA.1対応型」といわれているタイプのものが導入されることになっています。

6月にアメリカのFDA=食品医薬品局にファイザーが示した臨床試験の結果によると、56歳以上を対象に「BA.1対応型」を4回目で接種したところ、従来型ワクチンを4回目に接種した人と比べ、オミクロン株の派生型「BA.1」に対しウイルスの働きを抑える中和抗体の値が平均で1.56倍から1.97倍上昇したと報告しています。

モデルナも、「BA.1対応型」の2価ワクチンで、中和抗体の値を従来のワクチンと比較すると、「BA.1」に対して平均で1.75倍上昇を示したと報告しています。

モデルナ・ファイザー 日本国内でも承認申請

〇モデルナ
モデルナは、8月10日、厚生労働省にこのワクチンの承認を求める申請を行っているほか、
オーストラリアやカナダ、そしてEU=ヨーロッパ連合の規制当局にも承認を申請しているとしています。

〇ファイザ
また、オミクロン株に対応した新型コロナのワクチンについて、すでにファイザーも厚生労働省に承認を求める申請を行っています。対象は12歳以上です。
さらにファイザーはこのワクチンについてEMA=欧州医薬品庁に対して7月、承認申請を行っているということです。

厚生労働省は、オミクロン株に対応した新型コロナのワクチンの接種を、2回目までのワクチン接種を終えたすべての人を対象に、10月中旬以降に開始することにしていました。
政府は、感染の第7波が続く中で速やかに接種を行う必要があるとして、開始時期を、早ければ9月中に前倒しする方向で調整を進めています。

使用を想定しているのはファイザーとモデルナが開発中のワクチンで、薬事承認されれば、政府は、接種事務を担当する自治体とも調整を進めた上で、接種を開始する方針です。

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