1. NHK
  2. 首都圏ナビ
  3. もっとニュース
  4. コロナ第7波 お盆の帰省や旅行の感染対策 新幹線予約増 激しい渋滞も

コロナ第7波 お盆の帰省や旅行の感染対策 新幹線予約増 激しい渋滞も

  • 2022年8月2日

新型コロナウイルスの感染急拡大が続くことしの夏休みについて東京都内の旅行会社は、一部キャンセルが入っているものの、去年と比べると旅行や帰省の予約は大幅に増加しているとしています。お盆などに出かける場合の感染対策、万一の感染に備えてどのような準備をしておくべきなのか、専門家に聞きました。
また、交通機関の予約状況や渋滞予測も掲載しています。

感染急拡大 お盆の交通機関の状況は

お盆の時期の予約などの状況について、交通各社によりますと、新幹線の予約は、去年より増加がみられるものの新型コロナウイルスの感染拡大前の水準と比べおよそ6割にとどまっています。

国内の空の便の予約は、去年の同じ時期と比べておよそ1.7倍に増えていますが、大手航空会社によりますと、新型コロナの感染の急拡大で予約の伸びは緩やかになっているということです。

また高速道路は、新型コロナの感染拡大前と同じような激しい渋滞となるところもある見込みです。

〇予約状況と渋滞予測はこちら
新幹線 国内の空の便 高速道路

キャンセルは一部 特徴は近場で短期間

感染の急拡大が続く中、お盆を前に、東京・千代田区にある旅行会社の店舗では、6月まで好調に入っていた予約の一部にキャンセルの動きも出ているということです。ただ、こうした動きは国の行動制限があった去年の夏休みと比べると限定的で、予約の数は大幅に増加しています。

具体的には、近場で短期間の旅行が人気だということで、宿だけを予約し移動手段はマイカーを使うという人が目立つということです。また、感染状況を見極めながら旅行するかどうか決める人も多く、直前の予約が多いということです。

感染急拡大 旅行でも感染防止対策を

この店舗では予約した客に対して、去年、観光庁などが旅行者向けに作ったパンフレット、「新しい旅のエチケット」を示して感染防止策の徹底を呼びかけています。
このほか、旅行前に民間のPCR検査を受けることや、日頃の生活と同じように旅先でも体温の測定など健康チェックをしっかり行うことを呼びかけているということです。

近畿日本ツーリスト有楽町店 吉崎将一郎店長
「感染状況をみて不安もあると思うが、出発前の不安については、なるべくこちらで拭い去れるようにしたい。現地で何か起こったときにも遠慮無く相談してほしい」

旅行準備 “体調・感染対策グッズ・検査キット・市販薬”

国際医療福祉大学の松本哲哉主任教授は、旅行にあたっては事前の準備を整えることが重要だと指摘しています。

具体的には旅行前にPCR検査を受けるなど、まずは万全な体調で出かけることが何よりも大切だとしています。

また、荷物には感染防止に必要なマスクやアルコール消毒液など基本的な感染対策グッズを十分用意することが重要だとしています。

さらに、旅行先で体調不良になっても地域によっては発熱外来の予約が取りにくくなっていることなどを踏まえ、発熱したときに簡易検査できる抗原検査キットや、旅行先で療養が必要になったときに、症状を緩和するための市販の薬も用意しておくと安心だとしています。

国際医療福祉大学 松本哲哉主任教授
「旅行と言っても行き先でどのような行動をとるかが大切だ。例えば、祭りに参加するなど人混みが多いところにいくのと家族だけで旅館で過ごすのでは、リスクが異なる。ただ、今は体調が悪い時に知らない土地で医療機関にかかるのは難しい。そういったリスクも踏まえて慎重に検討してほしい」

帰省や旅行 東京都は主要駅などに臨時検査会場

東京都はお盆で帰省や旅行をする人が無料で抗原検査が受けられるよう臨時の検査会場を都内の主要な駅など6か所に8月5日から設置します。

会場は、東京駅、品川駅、上野駅、池袋駅、新宿駅、バスタ新宿の6か所で、期間は8月18日までです。
このほか、現在、都内の薬局などで継続している無料検査も引き続き実施するとしています。

また、全国の無料検査が受けられる臨時拠点について山際担当大臣は、2日の記者会見で、8月5日から18日まで、全国の主要な駅77か所、空港38か所、それに高速道路のパーキングエリアと高速バスターミナルそれぞれ1か所のあわせて117か所に設置すると発表しました。

 

新幹線の予約状況 去年比では増加

JR各社は、8月10日から17日までのお盆シーズンの新幹線の指定席の予約状況を7月25日時点でまとめました。

それによりますと、各新幹線の予約席数は、対前年比で、東海道新幹線が3.26倍、山陽新幹線が2.99倍、東北新幹線が2.4倍、北陸新幹線が2.28倍、九州新幹線が2.13倍などでJRグループ全体では2.77倍となっています。
予約のピークは、下りが8月11日、上りが8月14日となっています。

記録的な落ち込みとなったおととしや去年と比べるといずれの新幹線も予約は増えているものの、感染拡大前の4年前の2018年の同じ時期と比べるとおよそ6割にとどまっています。

 

国内 空の便 予約は去年比1.7倍

国内の主な航空会社11社のまとめによりますと、お盆休みの期間の8月6日から16日までの11日間に、国内の空の便を予約した人は7月29日時点でおよそ300万人となっています。
東京や大阪など6都府県に緊急事態宣言が出ていた去年の同じ時期と比べておよそ1.7倍に増えています。

全日空と日本航空をあわせた予約数を感染拡大前の3年前と比べるとおよそ8割まで回復していますが両社によりますと、最近の感染の急拡大で予約の伸びは緩やかになっているということです。

また、全日空によりますと、15歳以下の予約数が去年のおよそ3倍に増えていて、子どもを連れて帰省先や行楽地に向かう需要が戻ってきているとみられるとしています。

 

高速道路 感染拡大前と同様の激しい渋滞も

ことしのお盆休み中の高速道路の渋滞は、下り線が8月11日と13日、上り線では8月14日がピークとなる見通しです。新型コロナの感染拡大前と同じような激しい渋滞となるところもある見込みです。高速道路各社がお盆休みの渋滞予測を発表するのは2019年以来、3年ぶりです。

〇下りのピークは11日と13日
特に11日は各地で激しい渋滞が予想され、東名高速道路で神奈川県の秦野中井インターチェンジ付近を先頭に45キロ、中央自動車道で神奈川県の相模湖インターチェンジ付近を先頭に45キロ、東北自動車道で栃木県の矢板北パーキングエリア付近を先頭に45キロなどとなっています。

〇上りのピークは14日
一方、上り線は13日から15日にかけて混雑すると予想され、ピークは14日となる見込みです。
14日には東名高速道路で神奈川県の綾瀬スマートインターチェンジ付近を先頭に50キロ、15日には関越自動車道で埼玉県の高坂サービスエリア付近を先頭に40キロの激しい渋滞が予想されています。

高速道路各社
「交通量は新型コロナウイルスの感染拡大前と同じ水準となるところもある見込みで、去年やおととしと比べ渋滞回数も多くなる見込みだ。事前に予測を確認し、混雑する日や時間帯を避けて利用してほしい」

ページトップに戻る