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“コロナ後遺症” 精神的な症状を専門診断 茨城県笠間市の県立病院

  • 2022年7月19日

茨城県は、新型コロナウイルスに感染したあと、気分の落ち込みや集中力の低下など、精神的な面での後遺症とみられる症状について対応する臨時の外来を、茨城県笠間市にある県立病院「こころの医療センター」に設けました。こうした症状について専門に診断し、治療の方針を決めるとしています。

“コロナ後遺症” 精神的な症状も 茨城県アンケート

茨城県は、去年、県内に住んでいて新型コロナウイルスに感染して療養を終えた9200人あまりを対象に後遺症とみられる症状についてアンケート調査を行いました。
回答した1482人のうち、65%にあたる963人が、療養を終えた後に後遺症とみられる症状が現れたと回答しました。

その症状を複数回答で尋ねたところ、最も多かったのが、けん怠感で、全体の51%の人に現れ、次いで、せきが48%、発熱と嗅覚障害がそれぞれ45%などとなりました。
精神的な症状では、集中力の低下が29%、抑うつが22%、睡眠障害が17%、記憶障害が12%の人に現れたということです。

臨時外来で精神的な面の症状を専門診断

茨城県は、笠間市の「こころの医療センター」に、新型コロナウイルスに感染したあと、気分の落ち込みや集中力の低下など、精神的な面での後遺症とみられる症状について専門に診断し、治療の方針を決める臨時の外来を設けました。

治療方針を決め後遺症外来ある医療機関へ

この臨時外来では、7月12日から医療機関の紹介状のある患者の診察を始めています。対象となるのは新型コロナに感染して症状が治まったあとも、気分の落ち込みや集中力の低下など精神的な面での後遺症とみられる症状を訴える患者です。

MRIなどの検査のほか、気持ちや記憶の状態などを調べて治療の方針を決めるということです。その後の具体的な治療については、原則として「後遺症外来」を設置している県内の医療機関などに引き継ぐことにしています。

精神的な症状を訴える患者は年齢や性別に偏りがなく、感染した際の症状は比較的軽かった人もいるということです。

診察にあたる高橋晶医師
「ウイルスによる脳への影響に加え、周囲の人からのことばによって心に影響があることもあり、さまざまな治療を複合的に行う必要がある。困っている人をサポートするとともに、まだわかっていないことも多い治療法の解明にもつなげていきたい」

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