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iPhoneなど値上げ 円安で世界的に日本は割安?比較してみました

  • 2022年7月5日

アップルが、国内で販売するiPhoneなどの価格を値上げしました。背景には、急速に進む円安によって世界的にみて日本での販売価格の割安感が強まっていたこともあるとみられています。
急速な円安の影響で食料品や日用品の値上げが相次いでいますが、利用者が多いスマートフォンにも影響が及んだかたちです

iPhoneなど値上げ

アップルは公式ホームページ上の販売価格を値上げしました。

iPhone13 19%
iPhone13mini  14%
iPhone13Pro 17%
iPhoneSE  8%
iPad(最安タイプ) 25%


最新機種の「iPhone13」は、これまでより1万9000円高い、11万7800円からとなりました。19%の値上げにあたります。
また、そのほかの機種の最も安いタイプをみますと「iPhone13mini」を14%、「iPhone13Pro」を17%、ことし3月に販売を開始した「iPhoneSE」を8%、それぞれ値上げしています。

スマートフォンのほか、iPadは最も安いタイプで25%値上げしました。

会社は、値上げの理由については、明らかにしていませんが、急速に円安が進んだ結果、日本円での販売価格がドルに換算すると割安となり会社の収益低下につながっていることが背景にあるとみられます。

急速な円安の影響で食料品や日用品の値上げが相次いでいますが、利用者が多いスマートフォンにも影響が及んだかたちです。

世界的に日本は割安感強まっていた

調査会社のMM総研は、値上げ前の6月、日本やアメリカ、中国、タイなど、34の国と地域を対象に、アップルのオンラインストアで売られているiPhoneなどの販売価格を調べ、6月1日時点の為替レートをもとに円に換算して比較しました。

すると、iPhone13の最も安いタイプでは、国内での価格が9万8800円と34の国と地域の中で最も安く、日本以外の平均価格の12万6433円と比べると、2万7000円余り安い状況でした。

アップルが本社をおくアメリカでの価格は、11万6477円でした。

MM総研 横田英明研究部長
「日本のiPhoneは世界的にみても安めの価格設定だったが、急速に進む円安によって割安感に拍車がかかっていた。日本で割安なiPhoneを購入し、価格が高い海外で転売するケースもあり、アップル側はこれに対応する必要もあったのではないか」
〇国内での影響
「値上げで『高い』という印象を持つ利用者が増えると思われる。日本はiPhoneのシェアが高い国だが、アンドロイドの利用や中古端末の取り扱いが増えていく可能性もある」

中古iPhoneが人気

中古スマートフォンのオンライン販売を行っている業者によりますと、iPhoneの値上げが明らかになった7月1日、サイトでの売り上げは前の週の1日の平均と比べて4倍近くに急増しました。

2万円から3万円で販売されている「iPhone8」が、よく売れているということです。

販売サイト「にこスマ」井上大輔社長
「最新機種の値上げをきっかけに、今後、中古品の相場が上がると考えた利用者が、今のうちに買っておこうと考えて買い求めたのではないか」

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