1. NHK
  2. 首都圏ナビ
  3. もっとニュース
  4. 東京都立川市の小学校 インフルで学年閉鎖 “コロナと同時流行に備えを”

東京都立川市の小学校 インフルで学年閉鎖 “コロナと同時流行に備えを”

  • 2022年6月24日

インフルエンザによる学年閉鎖が東京都立川市の小学校で行われました。インフルエンザによる学年閉鎖などの措置が都内の公立学校でとられるのはおととし3月以来で、専門家は「新型コロナとの同時流行にも対応できるよう準備を進めていくことが大変重要だ」と指摘しました。
インフルエンザの状況や背景、必要な対策など、3人の専門家の見方をまとめました。

“新型コロナとインフルエンザ 同時流行に備えを”

東京都内の新型コロナウイルスの感染状況についてのモニタリング会議で23日、新型コロナの感染状況に加え、インフルエンザについての報告がありました。
それによりますと、現在、冬を迎えている南半球のオーストラリアで、過去5年の平均を超えるインフルエンザの流行が起きているということです。

都「専門家ボード」座長 東北医科薬科大学 賀来満夫特任教授
「過去5年の平均を大きく上回り、時期は異なるものの2017年のピーク時に並んでいる。オーストラリアの例を見ると、日本でもことし、インフルエンザが流行する可能性がある。新型コロナとの同時流行にも対応できるよう準備を進めていくことが大変重要だ」

インフルエンザで学年閉鎖 立川市の小学校

東京都教育委員会と立川市教育委員会によりますと、立川市立第六小学校で、3年生45人のうち14人がインフルエンザに感染し、22日までの2日間、学年閉鎖が行われました。

都によりますと、都内の公立学校でインフルエンザによって学年閉鎖や学級閉鎖となる臨時休業が行われたのは、おととし3月以来です。

“インフルエンザに対する免疫低下も考えられる”

新型コロナウイルス対策について助言する厚生労働省の専門家会合のあとの記者会見で、脇田隆字座長は、都内の小学校のインフルエンザによる学年閉鎖について次のように述べました。

〇なぜインフルエンザ
南半球のオーストラリアでインフルエンザが増えているという報告もある。2年間、新型コロナの流行によってインフルエンザの流行がほぼない状況で、インフルエンザに対する免疫がコロナ以前と比べると落ちていることは十分に考えられるため、もし流行すると広がる可能性があるかもしれない。国内では通常冬にかけて流行し、まだその時期ではないが、今後の動向を注視する必要がある。

〇対策について
インフルエンザは、コロナと感染経路が非常によく似ているということで、感染対策も非常によく似たことで行う。例えば手指の衛生、手洗いをするとか、それからマスクをするとかいうことになろうかと思う。

“同時流行の可能性を考えておかねばいけない”

インフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行が懸念されていることについて、新型コロナウイルス対策にあたる政府の分科会のメンバーで、東邦大学の舘田一博教授は次のように述べています。

〇同時流行の可能性は
冬を迎えているオーストラリアでは新型コロナとインフルエンザの同時流行がみられている。この2年間は新型コロナ対策をとっていたことで、インフルエンザの流行も抑えられてきたがそれを緩めてしまうとインフルエンザも流行してしまう。日本でもこれから夏を越えて秋冬になってくると、同時流行する可能性を考えておかなければいけない。

〇見分けるのは難しく検査を
この2年間、インフルエンザはほとんど流行しなかったため、インフルエンザに対する免疫が下がって感染しやすい人たちが増えていると考えられる。新型コロナとインフルエンザは症状だけでは見分けるのは難しいので医療機関で検査を受けて診断してもらい、適切な治療を受ける必要がある。対策としてはインフルエンザも含めて早め早めにワクチンを接種し、マスクや手指消毒などを徹底していくことが大事だ。

ページトップに戻る