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コロナ禍の終活 “医療や財産管理の希望実現を” 東京・豊島区では

  • 2022年6月1日

人生の終わりをどう迎えるのか考える「終活」について話し合った経験はあるでしょうか。
コミュニケーションが取りづらくなったコロナ禍のなか、東京・豊島区は「終活」の悩みの解消に向け支援に乗り出しています。希望する終末期医療や財産管理の実現にどうつなげようとしているのでしょうか。

「終活」親と話し合った経験がない 67.7%

民間の医療介護情報サービス会社が60歳以上の親を持つ男女1003人を対象に行った調査によると、人生の終わりをどう迎えるのか考える終活について、67.7%が親と話し合った経験がないということです。
これは新型コロナウイルスの感染拡大が始まる3年前の調査から10.9ポイント増えているということです。

調査を行った会社は新型コロナで死を身近なものに感じた親に対し終活について話をしにくくなったのが原因ではないかと分析しています。

豊島区「終活」相談に応じる窓口

コロナ禍で1人暮らしの高齢者がコミュニケーションを取りづらくなっているとして、東京・豊島区は「終活」の相談に応じる「終活あんしんセンター」を去年2月に開設しました。

5月までにセンターに寄せられた相談は医療や介護、相続など、のべ1000件を超え、コロナ禍で親族に会えなくなったり、外出が制限されて運動機能が衰え不安になったりした人からの相談もあったということです。

“終末期の医療・財産管理の希望実現を”

4月からは、病気や事故などで意思表示ができなくなったときの緊急連絡先や、財産の相続先が記された遺言書の保管場所などを登録できるようになったということです。

〇4月から登録可能
意思表示できなくなった場合の緊急連絡先
相続先が記された遺言状の保管場所

4年前から同様の登録を始めた神奈川県横須賀市の取り組みを参考にしていて、区は本人が希望する終末期医療や財産管理の実現につなげたいとしています。

区から委託を受けて取り組みを進める豊島区民社会福祉協議会の小林純子さんは、「終活はこれからの残りの人生を楽しく暮らしていくためのものなので、早めに終活を始めて、不安材料を取りのぞき、明るい気持ちで過ごしてもらいたい」と話していました。

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