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旧「こどもの城」“都民の城” 改修を断念 計画の経緯や今後は

  • 2022年5月30日

東京都は、渋谷区にあり子どもの文化交流施設として使われた旧「こどもの城」の改修を断念することを決めました。都は建物内部を改修して、幅広い世代の遊びや学びの複合施設、「都民の城」として2023年度のオープンを目指す計画でした。
断念した改修計画の内容や経緯などをまとめました。

旧「こどもの城」国から東京都が取得

東京・渋谷区にある旧「こどもの城」は、もともとは昭和60年に開館した子どもの遊びを発信する国の施設でした。およそ30年間で2800万人あまりが利用しましたが、利用者が減少傾向にあることや施設の老朽化などで、2015年に閉館し、その後、東京都が国から土地と建物を取得しました。

2023年度オープン目指した“都民の城”

施設の利用について東京都は、建物の構造は変えずに内部を改修して、幅広い世代の遊びや学びの複合施設、「都民の城」として2023年度のオープンを目指す計画をまとめました。

計画では、スポーツや生涯学習などができる環境を整えて、都民の交流の場にするとともに、起業する人たちを支援する施設も設けるとしていました。
また、建物の中にある旧青山劇場と旧青山円形劇場は、「多目的ホール」として改修し、費用を抑えるため可動式の床などの一部の設備は廃止を検討するとしていました。

コロナ酸素ステーションに 工事開始めどたたず

計画から2年余りが過ぎましたが、施設は、現在、新型コロナの患者向けの酸素提供ステーションとして使われていて、改修工事を始められる時期のめどがたたなくなっていました。

周辺と一体の再開発計画も 都は改修を断念

また、2029年以降、周辺の都有地などと一体で再開発される計画があり、今後、改修した場合でも、「都民の城」として利用できる期間が限られるなどと都議会から指摘を受けていました。

こうしたことなどから、都は、改修を断念することを決めました。施設の今後の活用方法について、都は、有識者などを交えて検討することにしています。

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