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「スプライト」謎の発光現象 静岡で撮影成功 平塚市博物館の学芸員

  • 2022年5月25日

「スプライト」と呼ばれる発光現象を近い距離からとらえた珍しい映像が撮影されました。上空の高いところで起きる謎が多い発光現象で、発生のメカニズムなどを考える上で、貴重な映像として注目されています。動画も掲載しています。

雲の間からとらえた「スプライト」

神奈川県にある平塚市博物館の藤井大地学芸員は、4月7日、静岡県でスプライトの撮影を試みたところ、雲の合間から2回にわたって、下から撮影することに成功しました。

謎の発光現象「スプライト」

「スプライト」は、高度50キロから90キロの大気圏の上層部で起きる瞬間的な発光現象です。雷のように、放電によって起きていると考えられていますが、謎が多く、詳しい発生メカニズムはわかっていません。
撮影された「スプライト」はおよそ10分間に2回現れ、いずれも0.1秒程度で、1回目は4本の細い柱状でした。

雷雲の上で起きることが多く観測も難しい

また、2回目の「スプライト」は、4つの逆三角形のような形でした。
「スプライト」は、雷雲の上で起きることが多いため、下から近い距離で観測するのも難しいとされています。
「スプライト」までの距離はおよそ100キロと推定され、これほど近くから撮影された映像は珍しいということです。

映像“発生メカニズム考える上で貴重”

映像では「スプライト」の細かい部分まで確認することができ、発生メカニズムなどを考える上で貴重な映像だとしています。

藤井学芸員
「スプライトは通常、観測場所から離れたところ、地平線に近いところで見られる場合が多いのですが、今回は見上げるような迫力のある形で撮れたのではないかと思います。冬に起きることが多く春に見られることは珍しいと思いました。
スプライトは一瞬の現象で見ることは難しいかもしれませんが、私たちが生活している近くでは、実は美しい珍しい現象が起きています。 寝ている間にも面白いことが起きている、そういったことを皆さんに是非知っていただきたいと思います」

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