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マスクはいつまで?屋内・屋外で着用の考え方 学校や子どもは

  • 2022年5月30日

マスクの着用はいつまで?屋内や屋外、それに学校ではどう対応するのか?
政府は、新型コロナ対策の基本的対処方針を変更し、マスクの着用について、屋外では、周りの人との距離がとれなくても会話をほとんど行わない場合は必要ないなどとする考え方を盛り込みました。
マスク着用をめぐる動きをまとめました。

マスク不要 屋外で会話ほとんどない場合

政府は、新型コロナウイルス対策本部を、持ち回りの形式で行い、基本的対処方針を変更しました。

それによりますと、マスクの着用について、屋内では、2メートル以上を目安に周りの人との距離がとれ、会話をほとんど行わない場合に、屋外では、周りの人と距離がとれる場合や、距離がとれなくても会話をほとんど行わない場合には着用の必要はなく、特に夏場は熱中症予防の観点から外すことを推奨する考え方を盛り込みました。

また、学校では、体育の授業では必要はなく、部活動の際も体育の授業に準じるとしています。
そして、接触を伴う競技については、各競技団体が作成するガイドラインなどを踏まえて対応するとしています。

さらに、2歳未満の子どもは推奨せず、2歳以上で小学校入学前の子どもについても、保育所などでは、周りの人との距離に関わらず一律には求めないとしています。

後藤厚生労働大臣(20日)
「マスクの着用については、いったいどういう場面で外してよいのかという声や、マスク着用が長期化する中で表情が見えにくくなることで、子どもに対する影響を懸念する声があった。これから気温や湿度が高くなり着けていると、熱中症のリスクが高まることも懸念される。
日常の経済活動や社会活動を正常化していくことと、基本的な感染対策としてのマスクの着用は両立し得る。今後とも感染状況などの変更によってマスクの着用やその他の対策についても、エビデンスベースで対応していく」

必要ない場面 リーフレットに

新型コロナウイルス対策の基本的対処方針が変更されたことを受けて、厚生労働省はマスクの着用の必要がない場面などをリーフレットにまとめました。

厚生労働省が、25日ホームページで公表したリーフレットではマスクを着用する必要がない場面を例示しています。

屋外
・2メートル以上の距離をあけて会話をする場合
・公園での散歩やランニング
・サイクリング
・通勤で人とすれ違うときなど会話をほとんど行わない場合

屋内
・距離を確保した上で会話がほとんどない状態で行う図書館での読書や芸術鑑賞。

一方、通勤ラッシュや人混みにいる時のほか、高齢者に面会したり、病院に行ったりする時はマスクを着用することを推奨しています。

また、子どもについても屋外での鬼ごっこなど密にならない遊びや、自然観察、写生活動、それに屋内での読書など会話がほとんどない学習の際は着用の必要がないとしています。

学校でのマスク着用の考え方周知

新型コロナ対策の基本的対処方針の変更を踏まえ、文部科学省は学校現場でマスクの着用が必要のない場面について、体育の授業では屋外に限らずプールや体育館も対象となるなど具体的に明記した上で全国に通知しました。

文部科学省は感染対策のマニュアルで体育ではマスクの着用は必要ないと示してきましたが、慎重な学校もあるとして熱中症のリスクが高まる季節を前に、24日全国の教育委員会に改めて通知しました。

着用の必要なし
・体育の授業の際は屋外の運動場に限らず、プールや屋内の体育館も対象。

また、運動部活動は近距離で接触する運動などは各競技団体が作成するガイドラインを踏まえた上で、体育の授業に準じてマスクの着用は必要ないとしています。

登下校についても会話を控えるよう注意しつつ、マスクを外すよう指導するなど熱中症対策を優先するよう求めています。

また政府の基本的対処方針で2歳以上の小学校に入る前の子どもについてマスクの着用は一律には求めないと示されたことを踏まえ、改めて、幼稚園でも着用を一律には求めないことを周知しました。

そのうえで、マスクの着用の考え方については保護者の理解を得られるよう適切に対処することなどを求めています。

図書館 「条件付きで外してもいい」

マスクの着用に関する国の新たな考え方が示されたことを受けて、都内の一部の図書館では、閲覧席に限って一定の条件を満たせばマスクを外してもよいと利用者に周知を始めました。

東京・足立区は、15ある区立図書館で、閲覧席に限って周囲に人がおらず、会話をしない場合はマスクを外してもよいと利用者に周知を始めました。

このうち中央図書館には、およそ130の閲覧席がありますが、今月24日に、「当面マスクの着用をお願いする」としたうえで、「マスクを外す場合にはまわりにほかの利用者がいないことを確認して会話は控えて頂くようお願いします」などという注意書きを新たに掲示しました。

図書館によりますとこれまでのところは引き続き、マスクを着用する利用者が多いということです。

一方、閲覧席以外の場所では、人がすれ違ったり会話したりすることもあるため、これまでどおりマスクの着用を呼びかけます。

40代男性
「条件を満たしていて人が周囲を通らないのであればマスクを外してもいいかなと思います」

館長 大久保慎也さん
「国から方針が示されたので、図書館としてきちんと利用の方法を伝える必要があると思いました。まだ完全に終息したわけではないので、周囲の人に配慮して利用していただきたいと思います」

子育ての現場は?

国はマスクの着用について2歳未満は推奨せず2歳以上の就学前の子どもには一律には求めないとする考え方を示しましたが、子育ての現場では引き続き、マスクの着用を徹底するところもあります。
 

神奈川県相模原市にある認定こども園では2歳から5歳までの子どもおよそ100人を受け入れています。
新型コロナウイルスの感染が拡大し始めたおととしから、すべての園児にマスクの着用を徹底していて、国の新たな考え方が示されたあとも、同様の対応を続けています。

これまで園児の感染が少なく抑えられ効果を感じているほか、市内でクラスターの発生が続くなどまだ楽観できる感染状況ではないと考えているからです。

一方、屋外で遊ぶ際は、熱中症の危険もあるためマスクの着用を緩和したいとも考えていますが、判断が難しいということです。

相模つばさ幼稚園 平本大輔副園長
「どうしても子どもたちは密になって遊ぶことが多くここで感染が広がればまた去年のような状況に戻ってしまうので、もう少し様子を見てからマスクを外すというのを考えていきたいです」

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