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しながわ水族館 リニューアルでイルカショーやめます 理由は?

  • 2022年5月23日

東京 品川区が運営する「しながわ水族館」。31年前に開館し、都内で初めてイルカショーが見られる水族館として話題となりました。
5年後の令和9年度、施設や展示を大幅にリニューアルすることになり、これに伴って人気のイルカショーを終了するとしています。

しながわ水族館 都内初のイルカショー

しながわ水族館は品川区が運営する水族館で、イルカやサメ、それにカワウソなど450種類4000点の海の生き物が展示されています。

31年前の平成3年に開館し、都内で初めてイルカショーが見られる水族館として話題となりました。
来館者は年間で最大160万人を超えました。
イルカショーで水しぶきを浴びるのも子どもたちに大人気でした。

5年後にリニューアル

しかし、周辺で別の水族館のオープンが相次いだほか、施設の老朽化も進み、この数年は年間の利用者が40万人を割り込んでいました。
このため区は、5年後の令和9年度に向けて施設や展示を大幅にリニューアルすることを決めました。

品川区公園課 高梨智之課長
「施設の老朽化であったり老朽化に伴って来館するお客さまが以前からだいぶ減ってきた。アクリル板も長い年月がたって、外側に曲がってしまっている。幸い大規模な水漏れ等の状況にはなっていませんが、このあと使うようであれば大規模な補修が必要になってくる。また水槽の海水をろ過する設備、海水が通る配管が紫外線等で劣化が進んでいる」

イルカショーは終了へ

リニューアルに伴って終了することが決まったのが、イルカショーです。
平成3年のオープン当時は、都内でイルカショーを見られるのはしながわ水族館だけで、多くの客を集めていました。

しかし、その後、より規模の大きなイルカショーを売りにする水族館が次々に開業したほか、展示する水槽のアクリルパネルの表面劣化やたわみなどの老朽化が進みました。

さらに「追い込み漁」と呼ばれる方法で捕獲されたイルカの入手が禁止されるなど社会情勢が変化してきていることもあり、イルカのショーと展示を終了することを決めたということです。
一方、ショーなどを終了する時期については、今後検討するとしています。

 

こんなにすごいのにもったいない。

 

孫が大学生なんですけど、3歳くらいの時からずっと通っていて残念。

品川区公園課 高梨智之課長
「イルカショーと展示については、施設の老朽化や競合施設の台頭などさまざまな理由から難しいと判断しました。水族館のリニューアルでは、区民のアイデアを募ってイルカのショーや展示がなくても親しんでもらえる水族館を目指していきたい」

区民のアイデアを大切に

リニューアルでは、大人を中心に幅広い世代が興味を持つ展示を目指したり社会教育施設として「品川らしさ」を取り入れたりして、初年度、100万人が訪れることを想定するとしています。
水族館では、リニューアルに向けて、区民のアイデアを大切にしたいと考えています。

品川区公園課 高梨智之課長
「リニューアルに際しては、しっかりとしながわ水族館の独自性を出して多くのお客さまに来ていただければと思っております。当館のもうひとつの目玉であるトンネル水槽。オープンの際は、区民のアイデアを募集したなかで『トンネル水槽』があった。リニューアルに際しても、また区民のみなさまからアイデアをいただけるような取り組みができたらいい。
訪れた人が、水族館の展示だけでなくて水族館の展示をみることで、品川区をより深く多く知っていただけるような、情報発信できる施設になればいいかなと思います。また次の30年も、もっともっと愛される水族館になるように、力を尽くしていきたいです」

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