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電動アシスト自転車事故 10年弱で倍増 安全に乗るための注意点は?

  • 2022年5月20日

自転車事故の減少傾向が続く中、子育て世代などの間で利用が広がる電動アシスト自転車の事故は10年たらずの間に倍以上に増えています。専門家は「子どもを乗せて停車させている状態での転倒事故なども起きていて、注意が必要だ」と話しています。
電動アシスト自転車を安全に乗るための注意点などについて、まとめました。

ヒヤリ・ハット事例はありますか?

都内の幼稚園で電動アシスト自転車に乗っている保護者に聞きました。

 

ヒヤリ・ハットの経験あります。いっぱいあるかもしれない。雨で路面が濡れていると、小さい段差でもハンドルを取られたり…。けっこう重たいので簡単に転倒してしまう。

 

子どもを乗せた状態で後ろに動こうとするとバランス崩すと危ないと思う。夫はそれで1回倒れてしまったことがある。

電動アシスト自転車の事故 10年弱で倍増

交通事故総合分析センターの統計によりますと、おととし、2020年に全国で起きた自転車事故は6万7673件で、2012年の13万2048件からほぼ半減しました。一方、電動アシスト自転車が関係した事故については、おととしは2642件で、2012年の1250件から倍増しています。

電動アシスト自転車 利用時の注意点は

都市交通計画に詳しい東京都市大学の稲垣具志准教授は、特に子どもを乗せて電動アシスト自転車を使う場合は走行中だけでなく、乗り降りの際も含めて注意が必要だと指摘しています。稲垣准教授に電動アシスト自転車を利用する際の注意点を聞きました。

乗る前のポイント

子どもには必ずヘルメットを着用させることが重要です。

スタンドがしっかりたっているか、ハンドルがぐらつかないようハンドルロックがかかっているかを確認します。また、子どもは座っている間に動いてしまい自転車が不安定になることがあるといいます。子どもを乗せるときには、周りが安全であれば、先に荷物を載せてから子どもを座らせ、降ろすときには先に子どもを降ろしてから荷物をおろしたほうが転倒事故のリスクは低くできるそうです。
また、買い物袋などをハンドル部分にかけておくと、降車などの際に不安定になるおそれや自転車の横幅が広がって走行中に歩行者にぶつかるなどの危険も高まるため避けるべきだと指摘します。

走行中のポイント

乗ったあと、こぎ出す際には「必ず停止して乗ったほうがいい。走りながら乗ったりすると、そこでおもいもよらずアシスト機能が働いて転倒につながる」と稲垣准教授は話します。無理せずにゆっくりこぎ始めることがポイントです。

また、気をつけたいのが歩道と車道の間などにある5センチほどの段差。段差を上がる際は平行に近い角度で進入するとハンドルを取られて転倒するおそれがあるため、スピードを落として角度をつけて進入するとよいということです。

東京都市大学 稲垣具志准教授
「電動アシスト自転車は大人も乗ると総重量が100キロを超える。3人で乗るケースもあるため1人用の自転車とは違う特性があるということに気をつけないといけない。子育て中の方はとにかく忙しいと思うが、ちょっとの時間だからと子どもを乗せたままにして自転車が転倒してしまうケースもあり、気を引き締めて利用してほしい。公共空間で利用するので、自分の危険という観点だけでなく歩行者や自動車も意識して正しい行動をとってほしい」

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