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モデルナを3回接種 3回目はファイザー 副反応や効果に違いは?

  • 2022年5月16日

新型コロナウイルスのワクチン接種の感染を防ぐ抗体の値について、国の研究班が分析結果を公表しました。3回ともモデルナのワクチンを接種した人は、抗体の値が3回目の接種の前後でおよそ18倍に上昇したということです。3回目のみファイザーなど、3回目接種までのワクチンの組み合わせによる抗体値や副反応の違いについての情報をまとめました。

2回目までモデルナを接種した人の3回目は

分析の対象となったのは、4月12日までに大規模接種会場などで3回目の接種を受けた人のうち、2回目までモデルナのワクチンを打っていた人たちです。

〇3回目もモデルナ
このうち3回目もモデルナを接種した人で、感染による抗体を持っていなかった180人について変異する前の「従来株」に対する抗体の値を調べたところ、3回目の接種から28日後には平均で接種前の17.7倍に上昇したとしています。

〇3回目はファイザーに切り替え
また、3回目をファイザーに切り替えた167人では、平均で19.3倍に上昇したということです。3回ともモデルナを打った人との差は統計学的に認められなかったとしています。

同一メーカー3回接種・交互接種 抗体値の違い

〇3回とも同一
厚生労働省の研究班によりますと通常、従来株に感染すると、抗体の値は数千程度になりますが、3回目接種から28日後の抗体の値は、3回ともファイザーを打った場合が1万9771、3回ともモデルナの場合は1万7491だったとしています。

〇交互接種
複数のワクチンを組み合わせる「交互接種」では、2回目までファイザーで3回目をモデルナに切り替えた場合が2万9422、2回目までモデルナで、3回目をファイザーに切り替えた場合は1万9202だったとしています。

調査対象者の人数や年齢、性別の分布が異なるため直接、比較することは難しいとした上で、いずれの場合も感染を防ぐ効果は十分期待できるとしています。

ワクチンの種類による副反応の違いは?

副反応については、3回目の接種後の1週間で、38度以上の発熱が3回ともモデルナを接種した人で30.5%、3回目がファイザーの人では19.6%で報告されました。
全身のけん怠感は、モデルナが65.3%で、ファイザーが66.7%でした。
頭痛は、モデルナが53.4%、ファイザーが55.4%で報告されたということです。

いずれも症状が出たのは接種の翌日がピークで、3日後にはほぼおさまったとしています。
また、心臓の筋肉に炎症が起きる「心筋炎」をはじめ、重篤な症状は確認されなかったということです。

順天堂大学医学部 伊藤澄信特任教授(研究班代表)
「これまでのデータを見る限り、ファイザーとモデルナでは3回とも同じ種類を接種した場合と組み合わせた場合で効果や副反応に大きな差がないことがわかってきた。3回目の接種を希望する人はワクチンの種類にこだわらなくてもいいのではないか」

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