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電気代抑制 サブスクで太陽光パネルや蓄電池提供も 節約の効果は

  • 2022年5月10日

記録的に高い状況が続いている電気料金を少しでも節約するにはどんな仕組みがあるのでしょうか。初期費用無料のサブスクリプション型で太陽光パネルなどを貸し出すサービスや、空調を細かく制御して節電するシステムなど、電気代を抑え脱炭素にも貢献する新たな仕組みが登場しています。その内容や効果をまとめました。

サブスクで太陽光パネルと蓄電池を貸し出し

戸建て住宅向けに始まったのが太陽光パネルと蓄電池を貸し出すサービスです。提供するのは住友不動産と東京電力です。購入した場合、通常、設置には数百万円かかりますが、初期費用は無料で、毎月一定額を支払う「サブスクリプション型」です。

このサービスを4月末から利用しているさいたま市の石井健太さんは、月額1万1500円を支払い、天気がいい日には太陽光で発電した電気を自宅で使い、日ざしが出ていない時には蓄電池に電気をためて使用しています。

さいたま市 石井健太さん
「サブスク感覚で太陽光パネルを設置することできるうえ固定費である電気代を抑えたいと思って設置した。蓄電池は災害で停電したときでも使えるので安心できる」

標準家庭で月額1500円程度抑制

このサービスでは、居住者は太陽光による電気を利用できるほか、余った電気を電力会社に売ることもできます。標準的な家庭でリース代を支払っても毎月の電気料金を1500円程度抑えられるということです。
住友不動産の鈴木俊哉広報課長は「二酸化炭素の排出削減につながるので脱炭素の政府目標にも貢献できる」と話していました。

冷房と送風を細かく制御 電気代1割抑制も

企業向けに空調サービスを展開する「エレトク」は、冷房と送風を自動できめ細かく調節することで電気料金を抑えるシステムを提供しています。

さいたま市の物流倉庫はことし2月、空調の消費電力を抑えるため、新たなシステムを導入しました。
この会社の食品を扱う倉庫では冷蔵室や冷凍室を24時間稼働させるため毎月の電気代は1000万円を超えていますが装置の導入で3月は平年と比べて1割あまり抑えられたということです。

南日本運輸倉庫 大園圭一郎社長
「10数か所、このような倉庫を持っているので、電気代の高騰は、経営としてインパクトが大きい。コストを抑える工夫を積み重ねていきたい」

6月の電気料金 過去5年間で最も高い水準

大手電力会社10社のことし6月分の電気料金は、比較できる過去5年間で最も高い水準となります。ウクライナ情勢の緊迫化で火力発電の燃料となるLNG=液化天然ガスなどの価格が高騰していることが主な要因で、今後も高止まりが続く見通しです。

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