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3回目接種で抗体値 ファイザー・モデルナ 3か月後も一定の有効性

  • 2022年4月14日

新型コロナワクチンの3回目接種が進められるなか、接種によって感染を防ぐ抗体の値はどのように変化するのか、国の研究班が初めて分析結果を公表しました。抗体の値は水準としては高く一定の有効性は保たれているとしています。
3回目接種についての分析や進捗状況などをまとめました。

“一定の有効性” 3回目接種 3か月後の抗体値

厚生労働省の研究班は、3回目のワクチン接種を受けた医療従事者のうち感染による抗体がなかった人について、変異する前の「従来株」に対する抗体の値が3か月間でどう変化したか初めて分析しました。

〇3回ともファイザー
3回ともファイザーのワクチンを接種した440人では、1か月後の抗体の値は接種の直前に比べて平均で52.1倍、3か月後は27.5倍だったとしています。

〇3回目はモデルナ
2回目までファイザーで3回目にモデルナを接種した92人では、1か月後の抗体の値が接種の直前に比べて平均で70.3倍、3か月後は36倍だったとしています。

抗体の値は接種直前に比べて平均で50倍以上に上昇したあと、3か月後にかけてほぼ半減したものの、研究班では「一定の有効性は保たれている」としています。

オミクロン株では? “有効性の急激低下は考えにくいのでは”

順天堂大学医学部 伊藤澄信特任教授(研究班代表)
「3か月後にかけて抗体の値はほぼ半減したものの、水準としては高く一定の有効性は保たれている。オミクロン株に対する効果は明確に言えないが、有効性が急激に低下することは考えにくいのではないか」

ワクチン接種の効果 オミクロン株では

新型コロナウイルス対策について助言する厚生労働省の専門家会合は13日、全国の新規感染者数について、全体としては増加傾向が続いているとしました。

そして今後の対策については、ワクチンの追加接種をさらに進めることや、外出の際には混雑した場所や換気が悪い場所を避け、少しでも体調が悪ければ外出を控えること、それに、今後、大型連休が近づく中で人の移動が増えると予想されることから、不織布マスクの正しい着用、手洗い、1つの密でも避けるといった対策を徹底することなどを改めて呼びかけています。

厚生労働省専門家会合 脇田隆字座長
「比較的、増加速度がゆるやかな要因としては、自然感染やワクチンの3回目接種で免疫を持つ人が増えていることと、2年間流行が続いたことで感染リスクの高い場面を避ける市民の行動もあるという議論があった。
新型コロナウイルスに限らず、多くの予防接種では2回目の接種までで基本となる免疫をつけて、3回目の接種でさらに良質な免疫をつける。
オミクロン株が主流となってからのデータでもワクチンを接種していない30代以上では重症化する人や亡くなる人が少なからずいて、ワクチンの接種することで重症化や死亡を減らすことができていることが示されている。
また、若者も感染すると後遺症のリスクがあるほか、自分の感染だけにとどまらず、周囲に感染させるリスクも出てくる。機会があれば、できるだけ3回目接種まで受けていただきたい」

関東1都6県の3回目接種 群馬県は50%超

政府が11日に公表した最新の状況によりますと、国内で新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種を受けた人は5754万7225人で全人口の45.4%となりました。実際はこれ以上に接種が進んでいる可能性があり、今後、増加することがあります。全人口にはワクチン接種の対象年齢に満たない子どもも含みます。
このうち関東地方の1都6県で3回目のワクチン接種を受けた人の割合をみますと、群馬県が最も高く50%を超えました。

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