6日、千葉県市川市の動物病院から「アメリカン・ピット・ブル・テリア」と呼ばれる大型犬が逃げ出しましたが、およそ14時間後、無事捕獲されました。けが人はおらず、警察が逃げ出したいきさつを調べています。
6日、午後5時20分ごろ千葉県市川市の動物病院で、予防接種を受けるため飼い主とともに訪れた「アメリカン・ピット・ブル・テリア」と呼ばれる大型犬が逃げ出しました。
「アメリカン・ピット・ブル・テリア」は、闘犬にも使われる種類の犬です。
逃げ出した大型犬は住宅街の一角、こちらの路上で捕獲されました。
通報を受けた警察などが住民に注意を呼びかけるとともに付近を捜索したところ、およそ14時間後の7日午前7時半ごろになって、病院からおよそ800メートル離れた住宅街の一角で見つかり、駆けつけた飼い主が捕獲したということです。
警察によりますと、犬は体長がおよそ1メートル30センチ、体重がおよそ40キロで、捕獲当時はおとなしい様子だったいうことです。
けが人はいませんでした。
市川市内の小中学校では、7日始業式が予定されていため、7日朝保護者に対し、通学路の見守りなどへの協力を、急きょメールで呼びかけたということです。
大型犬は登校時間に入る前に見つかり、すぐに捕獲されたことから子どもたちの通学や始業式に影響はなかったということです。
けさ、10人くらいの警察官が犬を取り囲んでいました。犬はおとなしい様子でした。子どもたちの通学路なので早く捕獲されて安心しました。
ネット上でも、捕獲され安心したなどの声が投稿されていました。
犬は予防接種を受ける際に飼い主の男性が首輪を外したところ、逃げ出したということで、警察が詳しいいきさつを調べています。
おととし5月、千葉県銚子市の住宅で飼われていた大型犬、「アメリカン・ピット・ブル・テリア」が逃げ出し、近所に住む60代の女性や女性が飼っていた犬にかみつき、女性は両腕や腹などに大けがをしました。