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新規コロナ感染者10代20代で半数 専門家 “若者も3回目接種を”

  • 2022年4月4日

新型コロナウイルスに新たに感染した人を年代別にみると、3月29日までの1週間では10代と20代の若者が全体のおよそ半数を占めていることが厚生労働省のまとめで分かりました。感染者が若者を中心に増加傾向にあることから、政府は、3回目のワクチン接種の呼びかけを強化するなど若者向けの対応策を検討することにしています。

増加した感染者に占める割合 10代と20代で半数

厚生労働省が全国の自治体を通じて集計した「HERーSYS」の速報値では、全国で新型コロナに新たに感染した人は3月29日までの1週間で28万2853人と前の週に比べて4万4052人増えました。

増加した人数を年代別にみると、20代が全体の26%にあたる1万1578人で最も多く、次いで10代が23%の9938人と10代と20代の若者で全体の半数近い49%を占めています。
新型コロナウイルス対策について助言する厚生労働省の専門家会合は、これまでも感染拡大の初期に起きた20代の割合の増加がみられると指摘しています。

また、東京都内の新たな感染者について年代別の内訳をみると、20代が占める割合は一時10%台となりましたが、4月に入ると20%を超え、割合の増加がみられます。

専門家 “若い世代も3回目接種を進めてほしい”

感染症に詳しい東京医科大学の濱田篤郎特任教授に、若者の感染が増えている現在の感染状況などについて聞きました。

東京医科大学 濱田篤郎特任教授
「日本全体でみてもリバウンドの傾向があるが、特に20代など若者の感染が増えている。まん延防止等重点措置が解除されたことで食事を楽しむ機会が増えていることが大きな原因になっているのではないか。新年度になり入学や就職で新生活を始める若者もいると思うが、新しい場所でも感染のリスクがある場所の点検や確認をして飲食も感染対策をしながら行ってほしい。
(3回目のワクチン接種について)若い世代の接種率は低いが、若者は飲食の機会が多かったり活動範囲が広かったりして特に感染しやすい状況にあるので、接種を進めてほしい」

3回目ワクチンの接種率は政府が1日に公表した集計では、全人口の41.5%となっています。接種率を年代別に公表している東京都のデータでは31日の時点で70代や80代以上は80%を超えていますが、20代は23.8%、12歳から19歳は5.8%などと若い年代の接種率が低い傾向が続いています。

大学の入学式でワクチン接種の呼びかけも

こうした中、入学式で新入生にワクチンの接種を呼びかける大学もありました。東京・港区のキャンパスで行われた国際医療福祉大学の入学式では、事前に新入生全員にPCR検査を受けてもらい、会場の入り口では検温も行われました。
鈴木康裕学長は「入学直後にはワクチンの3回目接種を希望する学生には受けられるようにしています。今後も医療従事者を育成する大学として、感染対策に万全を期し対面での授業を実施していきたい」と新入生に呼びかけていました。

千葉県出身の新入生

大学生活ではいろんな人と関わりたいのでワクチンは接種しようと考えています

 

神奈川県出身の新入生

2回目までは副反応がひどかったのですが、重症化を防ぐためには受けた方がいいと思います。

 

この大学では去年7月から職域接種を実施していて、学生のワクチンの2回目の接種率は92%あまりに上っているということです。3回目の接種も3月から始めていて、新入生に対してもオリエンテーションなどを通じて接種を呼びかけていくことにしています。

政府 若者向けの対応策を検討することに

政府は、入学式や歓迎会など多くの人が集まる行事が続くことから、感染の再拡大、リバウンドにつながらないか、若者の感染状況を注視しています。そして、若者の感染増加をきっかけに幅広い世代に感染が広がるのを防ぎたい考えです。
このため、3回目のワクチン接種の呼びかけを強化するほか、飲食店での感染を防ぐために気をつけるべきことを周知するなど、若者向けの対応策を検討することにしています。一方、感染者が増加することも想定して、医療提供体制の確保も進めていく方針です。

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