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感染後のワクチン接種 戸惑う感染経験者 厚労省の見解や海外の対応は

  • 2022年3月29日

国内で新型コロナウイルスに感染した人は600万人を超えました。3回目のワクチン接種が進められるなかで、医療機関などには感染を経験した人からどう対応したらよいのか問い合わせが増えています。感染後の接種について、厚生労働省の見解のほか、海外の対応などをまとめました。

ワクチン接種をどうする 感染した人は

国内で新型コロナウイルスに感染した人は、累計で600万人を超え、国民全体のおよそ20人に1人が感染したことになります。第6波での感染者の急増に伴って厚生労働省のコールセンターや医療機関などには、感染したあとにもワクチンを接種した方がいいかどうか、問い合わせが増えているということです。

3月上旬に新型コロナウイルスに感染した40代の女性は「感染していなかった時は接種券が届いたらすぐ打とうと思っていたが、感染したあとに3回目の接種はどうすればいいのだろうと疑問に思った」と話していました。
女性は療養を終えた今も胸のどうきやのどの違和感などが残っているということです。

3月上旬に感染した40代女性
「接種して、さらにどうきが強くなるのではないかと怖く、症状があるなかで接種していいのかがわからない。調べてもあいまいな情報が多く、副反応や何か月後に打っていいなどもっと詳しい説明があると安心感につながると思う」

感染後の接種にどう対応するか

医療の現場でも相談が増えています。東京・目黒区のクリニックにはかかりつけの患者からの相談が多くなっているということで、接種を受ける時期などについて説明するとともにSNSで情報を発信しています。

ロコクリニック中目黒 瀬田宏哉医師
「第6波で感染した人から3回目の接種を受けた方がいいのか、いつ受けるのが望ましいのかと聞かれることが多い。適切なタイミングがはっきりしていないところもあるが、どんな場合も基本的には接種した方がいいと伝えている」

厚生労働省はアメリカの研究で感染したことがある人がワクチンを接種した場合、接種しなかった人と比べて再び感染する確率が低くなったという報告があるとしています。
また、別の研究では感染しても抗体価は2か月後には3回目のワクチン接種直後と同じ程度になり、その後、抗体価は下がっていくとみられることなどから、厚生労働省は感染した人も希望する人は感染から3か月後を目安に接種するよう呼びかけています。
ただ、希望すれば感染後すぐの接種も可能だとしています。

感染後の接種 時期については対応わかれる

新型コロナウイルス感染後の3回目のワクチン接種は欧米の多くの国で接種を勧めていますが、その時期については対応が分かれています。
厚生労働省によりますとフランスとドイツでは感染から3か月以上たってから接種が可能だとしています。
イギリスでは発症または陽性と確認されてから4週間以上たったあとに接種するべきだとしています。
アメリカでは感染後、接種までの最適な間隔を示す十分な科学的根拠がないとして、症状が収まって隔離後であれば安全だとして接種を勧めています。

3回目接種済は全人口の39% 1都6県の状況は

新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種の国内の状況です。政府が28日公表した最新の状況によりますと、3回目の接種を受けた人は4937万423人で全人口の39%となりました。
全人口にはワクチン接種の対象年齢に満たない子どもも含みます。

3回目のワクチン接種を受けた1都6県の人数と割合です。実際はこれ以上に接種が進んでいる可能性があり、今後、増加することがあります。

茨城県 121万3326人 (41.73%)
栃木県 73万6038人 (37.64%)
群馬県 86万3578人 (44.1%)
埼玉県 271万4036人 (36.71%)
千葉県 239万7528人 (37.92%)
東京都 559万6344人 (40.43%)
神奈川県 341万5685人 (37.05%)

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