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第6波の死者数 一定期間増加のおそれ 4月に累計5500人超の推定も

  • 2022年2月25日

オミクロン株が広がった新型コロナウイルスの第6波で亡くなった人の数は、デルタ株が広がった第5波を上回り、専門家は亡くなる人の数は一定期間増え続けるおそれがあるとしています。
こうしたなか、第6波で亡くなる人は、ことし4月までの累計で5500人を超えるおそれがあるとする推定結果を京都大学の西浦博教授らのグループがまとめました。

新たな推定結果についての記事はこちらから
第6波 4月末まで9800人死亡の推定 高齢者施設クラスターなど影響も

第6波の死者 第5波を超える

新型コロナに感染して亡くなった人の発表は、2月23日は246人で、今回の感染の第6波で亡くなった人は、ことしに入ってから4196人となりました。
デルタ株が広がった去年夏の第5波で亡くなった人は、去年8月から10月までで3073人で、第4波で感染したあと、亡くなった人も含まれているとみられる去年7月の発表分をあわせても3483人で、第6波の方が多くなっています。

オミクロン株は、デルタ株などに比べて重症化するリスクは低いとされていますが、感染者数は去年7月から10月の4か月間でも92万人余りだったのに対し、第6波では2月23日までの2か月足らずでおよそ297万人と桁違いに多くなっていることや、2回のワクチン接種から時間がたち、効果が下がっていることもあり亡くなる人が多くなっています。

“今後も一定期間 死者が増え続けるおそれ”

国際医療福祉大学 和田耕治教授(厚生労働省 専門家会合メンバー)
「感染者数自体が非常に多くなる中で、特に80代から90代の高齢者に感染が広がっている。感染をきっかけとして脱水や誤えん性の肺炎などが起き、状態が悪化して亡くなる方が増えているという状況だと思う。新規感染者数は減ってきているが、高齢者の感染はあまり減っていない。
病院に搬送されてきた時点でかなり状態が悪化しているケースも多くなっている。特に高齢の患者では人工呼吸器をつけないまま、重症者とカウントされずに亡くなっている方もいる。今後も亡くなる人の数は一定期間増え続けるおそれがある」

「第6波」の死者数 4月までに5500人超の推定

厚生労働省の専門家会合では24日、京都大学の西浦教授らのグループが試算した「第6波」による死者数の最新の推定結果が示されました。

グループでは2月中旬までのデータで計算した新型コロナの年代ごとの致死率と今後の感染状況の試算を組み合わせて流行の「第6波」での累計の死者数を推定しました。

その結果、去年12月からことし4月23日までに推定される新型コロナによる死者数は、40代と50代であわせて174人、60代で464人、70代で886人、80代以上で3993人、あわせて5517人に上る見込みになったということです。

3回目接種で高齢者死亡295人減のケースも

今回の試算には、ワクチンの3回目の接種などの効果は含まれていないということです。仮に2月中に高齢者の60%が3回目の接種を終える場合を計算すると、高齢者の死亡を295人減らすことが期待できるという結果になったということです。

推定される累計の死者数は先週、公表された計算結果より1100人余り増えていて、西浦教授は「新規発生の患者数が高止まりする傾向にある。その影響で死者数の予測値も増加した」とコメントしています。

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