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3回目ワクチン 有効期限の手書き修正も 配送後に期限延長の影響で

  • 2022年2月24日

手書きで修正されたワクチンの有効期限を見て、不安を訴える声があがっています。新型コロナウイルスの3回目のワクチンは、配送後に有効期限が3か月延長されました。このため手書きで期限を修正するケースがあるということです。厚生労働省は「安全性には問題ないので安心して接種を受けてほしい」と呼びかけています。

手書きで修正された有効期限

政府が22日に公表した最新の状況によりますと、国内で新型コロナウイルスのワクチンの3回目の接種を受けた人は全人口の15.3%となっています。3回目接種が進められる中、延長されたワクチンの有効期限が手書きで修正されるケースも出てきています。SNS上には接種したとする人から不安を訴える声が相次いで投稿されています。

国の方針で延長されたそうですが賞味期限切れの刺身を食べたような不安な気分です。
帰ってきて接種証明書を見たら、有効期限、延長と。大丈夫なのか不安になりました。
安全に打てますなんて、前回になかった熱はやっぱり期限切れワクチンだから?
お店の人に平気と言われて手書きで期限延長されたものを渡されたら食べますか?

配送後に期限延長 修正が手書きに

厚生労働省は去年10月、新型コロナワクチンの有効期限について、適切な保存方法で管理されている製品については、ファイザーは6か月から9か月に、モデルナは6か月から7か月にそれぞれ延長されたとして、自治体や医療機関に通知を出しました。その後、モデルナについては、7か月から9か月に再度延長されました。
ただ、ワクチン配送後に有効期限が3か月延長されたため、手書きで有効期限を修正するケースがあるということです。

3回目接種の現場でも不安の声

東京・中野区のクリニックでは1月から3回目の接種を始めていて、これまで高齢者を中心に1000人近くに接種してきました。
2月に入り1月31日が有効期限とシールに印字されているワクチンが残っていたため、厚生労働省の通知に従って期限を3か月後の4月30日と手書きで修正して接種を行っています。

しかし、接種後にシールが貼られた予診票をみた人から「安全性に問題はないのか」とか「副反応があったのは有効期限が切れたものだったからではないか」といった不安の声が10件ほど届いているということです。
また、厚生労働省が設置したコールセンターにも同様の問い合わせや意見が複数寄せられているということです。

みやびハート&ケアクリニック 渡邉雅貴院長
「自分の体に入るワクチンが、有効期限が切れたものではないかという大きな不安と混乱がある。現場で伝えられる情報量には限りがあり、国が安全性についての説明を丁寧に行ってほしい」

このクリニックには2月末に当初、期限とされた6か月を迎えるワクチンがおよそ3000人分残っていて、3月以降も修正が必要なためこうした問い合わせがさらに増えるのではないかと不安に感じています。

厚生労働省 “安全性に問題なく安心して接種を”

新型コロナのワクチンの期限を延長について厚生労働省は安全性に問題はないとして安心して接種を受けてほしいと呼びかけています。

「有効期限はメーカーがワクチンを一定期間保存したあとのデータを集めて設定するもので、製造から9か月がたっても品質が保たれていると確認できたため、メーカーからの申請を受けて、薬事上の手続きを行った。すでに市場に出回っていて、表示が古い期限のままのものもあるが安全性に問題はない。国としてもホームページなどに掲載して広報するが、対象となる人は一部なので接種会場や医療機関など現場で接種する時にもきちんと情報提供を行ってほしい」

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