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オミクロン株 第6波で死者増加 “約8割が基礎疾患あり”東京都

  • 2022年2月16日

15日発表された新型コロナウイルスによる死者の数は236人となり、1日の発表としてはこれまでで最も多くなりました。
東京都内では、新型コロナウイルスに感染し死亡する人が増加していて、2月の発表は、先月の4.5倍にのぼっています。死亡した人のおよそ8割は基礎疾患がある人で、都は、重症化リスクが高い人の感染を防ぐ対策の徹底を呼びかけています。

第6波の死者 年代別に見ると

厚生労働省によりますと、オミクロン株の感染が拡大した第6波で亡くなった感染者のおよそ9割が70代以上です。厚生労働省が全国の自治体から報告を受けてまとめたところ、1月5日から2月8日までのおよそ1か月の間に亡くなったのは817人です。

年代別に見ると次の通りです。

死者(年代別の割合)
年代 第6波 第5波
90代以上 34.4% 12.2%
80代 36.6% 36.4%
70代 19.6% 23.8%
60代 4% 12.8%
50代 2.7% 9.8%
40代 1.7% 3.5%
30代 0.7% 1.1%
20代 0.1% 0.3%
10代 0.1% 0.1%
10歳未満 なし 0%

 

デルタ株の感染が拡大した「第5波」の時期にあたる去年6月30日から10月5日までの間に死亡が確認された感染者は4363人で70代以上が72%でした。 90代以上が占める割合は「第5波」の12.2%から「第6波」では34.4%に上昇しています。

東京都 基礎疾患あり約8割

東京都は、ことしに入って14日までに142人が、新型コロナウイルスに感染し死亡したと発表しています。
第5波に比べて少ないものの、最近は増加傾向で、1月の発表が26人だったのに対し、2月は4.5倍の116人にのぼっています。

糖尿病や高血圧などがある人が亡くなるケースが相次いでいて、ことし死亡が発表された142人の人うち、77%にあたる110人は、何らかの基礎疾患があった人でした。

また、142人を年代別に見ると、92%の130人は60代以上で、感染経路別では、56%にあたる79人が高齢者施設か医療機関でした。

都によりますと、重症化リスクが高い人の感染を防ぐ対策の徹底を呼びかけています。

感染状況や今後の見通しは

都内の現在の感染状況や今後の見通しなどについて、感染症対策に詳しい国際医療福祉大学の松本哲哉主任教授に話を聞きました。

松本主任教授
○感染状況について

新規感染者が減少に転じている今の状況であれば、ピークアウトと考えてもいいのではないか。ただ、ワクチンや内服薬、それに検査のどれもが十分とは言えない状況だ。感染者が減っても、入院患者の3分の2は高齢者で医療現場の負担は変わらず、楽観視もできない。油断せずに感染対策を続けてほしい。

○3回目のワクチン接種について
1回目、2回目と同じ症状の副反応が起こり得るが、発症や重症化の予防に効果がある。異なるメーカーのワクチンを接種する『交互接種』についても、有効性がデータで証明されているうえ国の承認を受けているので、安心して受けてもらっていい。

○今後の見通しは
新規感染者数はゆるやかに減少し続けるが、残念ながら急激に減ることはない。3回目のワクチン接種率が上がり、内服薬や検査へのアクセスが改善されれば、感染増加の波がまた来たとしてもだいぶん抑えることができるようになるだろう。

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