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保育所の休園最多 “出張給食”やベビーシッター依頼相次ぐ

  • 2022年2月7日

新型コロナの感染拡大で、全面休園となった保育所やこども園は、2月3日時点で777か所と過去最多となっています。
保育所が休園になっても、給食のように栄養のバランスがとれた食事を子どもに食べさせてあげたい。保護者のニーズに応える“出張給食”のサービスに問い合わせが相次いでいるほか、ベビーシッターを家庭に派遣する会社にも依頼が急増しています。

保育園の休園 3週連続最多更新

厚生労働省が全国からの報告をまとめたところによりますと、新型コロナウイルスに子どもや職員が感染し全面休園となった保育所やこども園は、2月3日の時点で43の都道府県の777か所に上っています。
前の週(1月27日)は、37の都道府県の644か所でしたが、1週間で100か所以上増え、3週続けて過去最多となりました。

“出張給食” 依頼相次ぐ

東京・港区の企業では、保育所の休園や学校が休校になった家庭には料金を値引きして、シェフに出向いてもらっています。

2月3日、0歳と2歳の子どもを育てる江東区の20代の女性が利用しました。
2歳の子どもが通う保育所は感染者が出て休園になり、女性は自宅で子どもの世話をしながら家事をこなすことに難しさを感じていたほか、給食のように栄養のバランスがとれた食事を食べてほしいと、野菜をふんだんに使った料理をオーダーしました。

シェフは筑前煮や野菜の肉巻きなど数日かけて食べられる料理を8品作り、保存用の容器に小分けにしていました。

料金は、割引を利用すると5600円ほどで、出前などを頼むより安いと感じているということで、早速子どもが味わっていました。

女性

子どもが家にいると『かまって』と言われるのを『ちょっと待ってね』と返事をしながら、家事をするのが大変です。薄味にしてほしいといった相談もできるのがいいです。

シェフ

コロナの影響で困っている家庭の依頼が増えていると感じます。感染状況が落ち着かないので、家でも、栄養のある食事を食べられるよう利用してほしい。

感染拡大 事業継続の対策も

“出張給食”の依頼が相次ぐ一方で、シェフの家族が感染するなど働けなくなるケースも出ているということです。
サービスを提供する企業は、事業を継続するために別のシェフをすぐに紹介できる態勢を整えています。
また、一般家庭を訪問するサービスのため、感染対策についてのガイドラインを見直すなど対策を進めているということです。

“出張給食”のサービス提供 井出有希共同代表
「私自身も子どもの休園を経験していて、子どもが家にいながら、日々の食事作りや仕事するのはとても大変なことだと感じていました。問い合わせも一気にきたので、本当に皆さん困っていると強く思います。おととしの春、第1波のときに休校や休園が相次いだ時と比べると、経済を回すため、家庭と仕事の両立をうまく図っていこうと考える方が多いと感じるので、感染対策を行いながら家庭の食事で困っている方をサポートしていきたい」

ベビーシッターも依頼急増

新型コロナウイルスの急拡大で、保育園の休園や学校の休校が相次ぎ、ベビーシッターを家庭に派遣する会社には依頼が急増しています。

東京・渋谷区にあるベビーシッターの派遣などを行う会社には、「子どもの保育園が休園し、ベビーシッターを派遣してほしい」といった依頼が1か月前の3倍に急増していて、1日1000件を超える日もあるということです。

各家庭には、子どもが濃厚接触者になっていないことを条件とした上で、ベビーシッターはマスクや体温計はもちろん、抗原検査キットを持ち歩いてこまめに体調を確認し、家庭に訪問しています。

これまでのところ、条件を満たす依頼には応じられているということですが、ベビーシッターの中には、濃厚接触者になって働けなくなる人も出てきていて、こうした場合は対応できる別のシッターに代行してもらっているということです。

7日、社内で開かれた感染対策を検討する会議では、3回目のワクチン接種について、3300人分の枠を確保できたことが報告され、可能な人には早めの接種を呼びかけていました。

ベビーシッターの派遣など行う会社 轟麻衣子社長
「困っている保護者の声を毎日聞く中で、感染を防ぎながら社会活動を止めないようにという思いを強くしています。働く保護者の支えになりたい」

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