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オミクロン株急拡大 江戸川区の清掃事務所“ごみ収集を途切れさせない”

  • 2022年2月1日

感染力の強いオミクロン株が広がり、社会機能を維持できるのか、課題となっています。
東京・江戸川区の清掃事務所では、感染して出勤できなくなる職員が出てきていて、ごみ収集を途切れさせないために、BCP=事業継続計画を見直すなど対応に追われています。

これまでにないリスクが…

東京・江戸川区では区内2か所の清掃事務所の職員たちが、ごみ収集にあたっています。
自宅で療養する人たちが急増し、これまでにないリスクと向き合っています。ごみの中には、マスクやティッシュに加え、使用済みの検査キットが混じるようになっているのです。
マスクとフェースシールドを着用し、慎重に作業を進めます。

収集車は3人が横並びで乗るため、どうしても密になってしまいます。このため、冬でも窓を全開にするなど、対策を取っています。

収集にあたる区職員

ウイルス自体が目に見えるものではないので。健康な方が出すごみと、感染されている方で自宅で療養している方のごみがはっきりと目に見えて分かるものではないので。気をつかっています。恐怖ですよね。感染は怖いです。

“ごみ収集を途切れさせない”BCPの見直しも

1月、職員6人が新型コロナウイルスに感染し、同じ収集車に乗っていた職員も接触者として念のため休ませるなど影響が出ています。現場は危機感を強め、対策を急いでいます。

区はこれ以上、感染が拡大しても、ごみの収集を途切れさせないよう、BCP=事業継続計画の見直しを進めています。
具体的には、清掃事務所の1か所でクラスターが発生し、収集が難しくなった場合、ほかの事務所から応援職員を派遣し、カバーすることにしました。どの車を応援に向かわせるかなど、具体的な手順の確認を行うとともに、事務所ごとの収集ルートや、注意事項が書かれた地図を事前に交換し、準備を急いでいます。

さらに、燃やすごみの収集を止めないために、燃やさないごみの収集をやめるなど、一部の業務の縮小も検討しています。

現場がおそれているのは、海外のケースです。オミクロン株の拡大で作業員に感染が広がり、ごみ収集が滞る事態になったのです。

江戸川区環境部 加山均参事
「オミクロン株の広がりで、世界では清掃事業が止まり、町が汚染されたケースが出ました。清掃事業は、毎日、作業を確実に終えて、翌日につなげていかなければならない区民生活に密着した仕事で、こうした状況でも、何が何でも続けていくことが求められる」

職員を支える感謝のメッセージ

今、職員たちを支えているのは住民から寄せられたメッセージです。

「コロナの中、本当に御苦労さまです。感謝します。ありがとうございます」

「いつもいつもゴミ収集をして頂き、ありがとうございます」

ごみ収集を途切れさせないために、模索は続きます。

江戸川区環境部 加山均参事
「みんなで知恵しぼって、たとえ作業員が減ってしまってもどうやって続けていくかって日々追求しています。町を守るために、強い使命感でごみの収集にあたっていきたい」

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